家庭部門のCO2排出実態統計調査 家庭のエネルギー事情を知る

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家庭でのエネルギー消費量について

みなさんは普段生活をしている中で、家庭でのエネルギー消費量をどの程度意識するでしょうか。また、電気やガス等の検針票に記載されている「kWh」や「㎥」といった単位の数字を見ても、それが多いのか少ないのか、よくわからないのではないでしょうか。

ここでは日本の平均的なエネルギー消費量について見てみます。

世帯当たり年間エネルギー種別消費量(固有単位)および支払金額
(令和4年度)

1世帯が1年間に消費したエネルギーは、全国平均で電気が3,950kWh、都市ガスが187㎥、LPガスが26㎥、灯油が126リットルとなっています。

世帯当たり年間エネルギー種別消費量(固有単位)および支払金額(令和4年度)のグラフ
出典:環境省「令和4年度家庭部門のCO2排出実態統計調査 資料編(確報値)」図1-72~1-75(p.41~42)(支払金額は図1-66(p.38))

地方別世帯当たり年間電気消費量(固有単位)
(令和4年度)

電気の消費量を地方別に見てみると、北陸が5,536kWhで最も多く、関東甲信が3,531kWhで最も少なくなっています。

地方別世帯当たり年間電気消費量(固有単位)(令和4年度)のグラフ
出典:環境省「令和4年度家庭部門のCO2排出実態統計調査 資料編(確報値)」図1-72(p.41)

地方別世帯当たり年間エネルギー種別消費量
(令和4年度)

それぞれのエネルギーの単位を揃えて合計してみると、1世帯が1年間に消費したエネルギーは28.9GJで、電気が14.2GJ、都市ガスが7.5GJ、LPガスが2.6GJ、灯油が4.6GJとなっています。地方別に見てみると、北海道が最も多く(48.5GJ)、沖縄が最も少なく(19.7GJ)なっています。

CO2排出量での比較と傾向が異なるのは、主にエネルギー消費量のうち電気が占めている割合と電気のCO2排出係数(1kWhが発電されるときに排出されるCO2の量)に地方間で差があることによります。また、地方によって気候等が異なるため、よく使われるエネルギーの種類にも地方間で差が見られます。北海道では灯油が約5割を占め、沖縄では電気が約7割を占めています。

地方別世帯当たり年間エネルギー種別消費量(令和4年度)のグラフ
出典:環境省「令和4年度家庭部門のCO2排出実態統計調査 資料編(確報値)」図1-52(p.31)
/e-Stat「令和4年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」(全国)第6-2-1表

地方別世帯当たり年間エネルギー種別消費構成比
(令和4年度)

地方別世帯当たり年間エネルギー種別消費構成比(令和4年度)のグラフ
出典:環境省「令和4年度家庭部門のCO2排出実態統計調査 資料編(確報値)」図1-53(p.31)
/e-Stat「令和4年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」(全国)第6-2-1表