堆肥化発酵槽は汚泥の分解による発酵熱の発生により60℃~80℃に維持される。ただし、放熱が発酵熱以上に大きい寒冷地においては、発酵槽を加温するなど、熱風を送り発酵槽内の温度の維持を図る必要がある。そこで、発酵槽の外面をグラスウール等の保温材を用いて、発酵槽外面及び供給・循環配管を保温施工することで発酵槽や配管からの放熱量の削減を図る。 撹拌強度及び頻度の制御や排気風量制御により、発酵槽内から持ち出される熱量の最適制御を行うことで余分な放熱量の削減を図る。 発酵槽の保温を温水ジャケット式とすることで内容物への伝熱効率の上げ、供給熱量の削減を図ることで温水ボイラー等の熱源である化石燃料使用量もしくは電力量の削減を図る。
汚泥再生処理センター等施設整備の計画・設計要領(2006改訂版)、全国都市清掃会議