し尿処理における高負荷反応槽は有機物(BOD)の分解及びNH4+の硝酸化反応による反応熱の発生により昇温する。一方、微生物(有機物を分解する細菌や硝化菌など)は40℃以上になるとその働きを停止してしまう。そのため反応槽の水温を38℃程度以下に保持するため冷却装置が必要となる。反応槽の水温を水温計で連続計測しながら、冷却装置ON-OFF運転及び最適で最少の循環液量をインバータ制御運転で循環汚泥ポンプ及び冷却水ポンプの消費電力を削減する。
汚泥再生処理センター等施設整備の計画・設計要領(2006改訂版)、全国都市清掃会議