低温触媒採用により必要とされる再加熱温度の上昇幅が小さくなるため、その上流にある再加熱器用の蒸気使用量が低減される。それにより発電効率が1~1.5%向上し発電量増大が期待できる。 重曹や高反応消石灰などの高効率反応薬剤を用いた乾式排ガス処理システムの導入によって、湿式排ガス処理方式相当の有害物質除去性能が期待される。湿式処理の場合に比べ排ガス再加熱器の必要蒸気量が大幅に削減できるため、発電効率で3~3.5%向上という非常に大きな発電量の増加が見込める。 白煙防止装置の廃止・運用停止により蒸気消費量を削減できるので、上記と同様、発電量の増加に寄与できる。
ごみ処理施設整備の計画・設計要領 2006改訂版、(社)全国都市清掃会議
高効率ごみ発電施設整備マニュアル、平成21年3月、環境省廃棄物対策課
廃棄物処理施設の基幹的設備改良マニュアル、平成22年3月、環境省廃棄物対策課