LEDは、電流を流すと光る半導体の一種であり、従来の発熱電球と比べて長寿命で省電力、コンパクトなどの特徴を持っている。
現時点では、発光効率は白熱灯に比べ高いものの、オフィスの主照明として使用されている蛍光灯に比べると劣っているなど、発光効率の向上やコスト削減が課題となっている。
事務所ビルの更新や新築と合わせて、長寿命特性を生かしてメンテナンスが難しい場所などにLED照明を導入することにより、交換用ランプや器具の費用、さらには保守費用を含めたコスト効果を確保しながら、消費電力の低減やCO2排出量の削減を図る。
長寿命でコンパクトという LEDの特徴を考慮し、高所など、メンテナンスしにくい場所やクリアランスの少ない場所などに使用する。
LED照明推進協議会が公表している白色LEDのロードマップでは、近い将来、発光効率が100lm/Wを超えると予想されており、今後、発光効率の向上やコスト削減がさらに進めば、用途の幅も広がり、LED照明がさらに普及すると考えられる。
一般的にLEDは、高温で使用すると発光効率が低下するため、器具組込み時の発光効率が低下する。このため、光源を含めた器具効率で良し悪しを評価する必要がある。また、配光特性が違うので、同等の発光光束の光源との比較だけではなく、照度比較も行う必要がある。
輝度が高いので直接目線に器具が配置されないように留意する。
図1:松下電工株式会社ホームページより
特定非営利活動法人 LED照明推進協議会ホームページ
松下電工株式会社ホームページ