業務部門の指針(対策メニュー)

業務部門

オフィスで温室効果ガス排出削減をする際、参考となる対策メニューを掲載しています。

力率改善制御システムの導入

対策の目的

  • 自動力率調整装置は、受電点での力率を常時監視し、設定範囲を超えた遅れ力率となった場合には進相コンデンサを追加投入する、逆に設定範囲を超えた進み力率となった場合には、相応の進相コンデンサを遮断する一連の作業を自動的に行う装置である。結果人手を要さずに正確な力率管理ができ、また夜間や軽負荷時に起こる力率の進みを防止し、電力会社の基本料金割引の適用を受けるとともに回路電圧の上昇を抑えることができる。

写真:自動力率調整装置

図1 自動力率調整装置

対策の概要

  • 自動力率調整装置を設置し、さらに調整装置からの信号を受け投入/遮断が自動的にできるように既存の高圧進相コンデンサ用開閉装置を高圧真空電磁接触器に変更する。

写真:高圧真空電磁接触器

図2 高圧真空電磁接触器

  • 自動力率調整装置できめ細かい力率調整を行うには、容量の小さい進相コンデンサを複数台設置する

写真:低圧進相コンデンサユニット

図3 低圧進相コンデンサユニット

実施上の留意点

  • 増設する進相コンデンサが低圧進相コンデンサの場合、変圧器の2次側に設置するため変圧器損失を低減する効果があり、高圧側に高圧進相コンデンサを設置するより省エネ効果は上がる。

出典・参考文献

【出典】
図1:三菱電機株式会社 ホームページより
図2:富士電機機器制御株式会社 ホームページより
図3:㈱指月電機製作所 ホームページより

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