業務部門の指針(対策メニュー)

業務部門

オフィスで温室効果ガス排出削減をする際、参考となる対策メニューを掲載しています。

エスカレーターへの人感センサーの導入

対策の目的

  • ビルの在館者数や利用者数が少なく、常時、エスカレーターを運転する必要がないにもかかわらず、常時運転し、搬送電力を無駄に消費している場合がある。

  • このため、人感センサーにより利用者を感知して自動的に運転を開始・停止する自動運転制御装置を導入し、搬送電力の削減を図る。

対策の概要

  • エスカレーター乗場の手前に光電ポストを設置し、利用者を感知して自動的に運転を開始・停止する自動運転制御装置を導入する。

  • エスカレーターの利用がない時は運転を自動休止、又は低速運転とするため、省エネ化が可能であり、利用時間帯が限られているエスカレーターほど省エネ・省コスト効果が高くなる。

実施上の留意点

  • 導入にあたっては、時間帯別の利用状況などを把握した上で、適切に運転制御する必要がある。

費用回収年数

○:概ね5年以内

導入効果

試算の前提

  • エスカレーター電力:11kW/台×2台(上下ホーム用各1台、H=6.7m)=22kW

  • 自動運転化時間帯:(10:00~17:00,23:00~24:15)8.25h/日×365日/年
    =3,011.25h/年

  • エスカレーター電力負荷率:50%(改善前と改善後で同じとする)

  • 自動運転化による運転時間低減率:70%と仮定。

①電力消費量の削減量
:22kW×0.5×3,011.25h/年×0.7/1000=23.19〔千kWh/年〕
②CO2排出量の削減量
:23.19(千kWh)×0.555(t-CO2/千 kWh)≒12.8(t)

出典・参考文献

【出典】
図1,2: 東芝エレベータ株式会社 ホームページ

【参考資料・文献】

  • 東芝エレベータ株式会社 ホームページ

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