第6回アジア・太平洋環境会議(エコ・アジア'97)の結果について
(お知らせ)
平成9年9月8日(月) 環境庁地球環境部企画課 課 長:柳下正治(内線6731) 補 佐:小川晃範(内線6734) 地球環境部環境保全対策課 課 長:小林光 (内線6740) 補 佐:田中聡志(内線6758) 地球環境部温暖化国際対策推進室 室 長:鈴木克徳(内線6741) |
第6回アジア・太平洋環境会議(エコ・アジア'97)は、9月7日及び8日の両日、神戸市の神戸国際会議場で開催された。 |
今回の会合では、
の5つのテーマについて議論が行われたが、12月に控えた気候変動枠組み条約第3回締約国会議(COP3)がメインテーマとなった。
特に、地球温暖化防止対策について議論が行われたセッション4では、COP3の成功に向けて・アジア・太平洋地域の果たす役割の重要性が認識され、その成功に向けた「特別アピール」がとりまとめられた。
エコ・アジア’97の概要
1.会議の正式名称
アジア・太平洋環境会議(Environment Congress for Asia and the Pacific)
2.主催 環境庁及び神戸市
共催 (財)環境情報普及センター、(財)イオングループ環境財団
3.会期 1997年9月7日(日)~9月8日(月)
4.場所 神戸国際会議場(神戸市)
5.参加者
我が国を含むアジア・太平洋地域19か国から7人の環境大臣を含む31名、11国際機関から12名その他総計59名が本会議に出席した。
また、公開シンポジウム(セッション1及び2)には、約480人が参加した。
【参考】参加国及び機関(括弧内は参加者数)
参加国
オーストラリア(1)、バングラデッシュ(1)、カンボジア(2)、カナダ(1)、中国(2)、インドネシア(1)、日本(4)、韓国(2)、ラオス(3)、マレイシア(2)、モンゴル(2)、ネパール(1)、ニュージーランド(1)、フィリピン(1)、スリランカ(2)、タイ(1)、米国(1)、ベトナム(2)(下線は環境担当大臣が出席した国)
参加機関
アジア開発銀行(ADB)(1)、国連経済社会局(DESA)(1)、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)(1)、東西センター(EWC)(1)、国際熱帯木材機関(ITTO)(1)、経済協力開発機構(OECD)(1)、南太平洋地域環境計画(SPREP)(1)、国連地域開発センター(UNCRD)(2)、国連環境計画・国際環境技術センター(UNEP-IETC)(1)、国連環境計画・アジア太平洋地域事務所(UNEP-ROAP)(1)、国連大学(UNU)(1)
6.主たる成果
詳細は、別添「議長サマリー」のとおりであるが、主たる成果は次の2点である。
(1) COP3の成功に向けて本地域の果たす役割の重要性が認識され、その成功にむけた「特別アピール」がとりまとめられたこと。
(アピールのポイント)
1.アジア太平洋地域における温暖化問題の重要性
2.アジア太平洋地域における温暖化対策への取組ヘの現状
3.アジア太平洋地域途上国における今後の優先的取組分野
4.今後の温暖化地域協力の方向
5.COP3に向けての期待と決意
(2)「地球サミット+10」に向けてアジア・太平洋地域としてもアジェンダ21の更なる実施のために、このエコアジアの場等を使い、地域協力(パートナーシップ)を強化させていくことで一致したこと。