地球温暖化対策推進本部
事務局だより
第12号
地球が発熱!あなたが止める温暖化
「エコライフ・100万人の誓い」現在の参加者28,163名 今すぐ参加しよう!
1997年(平成9年)10月1日(水)発行
発行:環境庁 地球温暖化対策推進本部事務局
〒100 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL 03-3581-3351(代表)03-3581-9479(直通)FAX 03-3581-9746
このニュースレターは、地球温暖化防止京都会議(COP3-UNFCCC)
に向けた様々な動きに関する最新の情報をお伝えするものです。ご意見ご感
想などございましたらぜひ当事務局までお寄せ下さい。
COP3まであと61日
☆関東ブロック会議
関東も敢闘だ
9月25日(木)群馬県高崎市にて地球温暖化対策地方ブロック会議(関東ブロック)が開催されました。関東は、群馬県はもちろんのこと「七都県市地球温暖化防止キャンペーン」を展開している埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市といった先進的な自治体のお膝元です。群馬県庁からの挨拶の後、当庁より気候変動枠組条約を巡る動向、及び京都会議への地方自治体の参加方法についての説明がなされ、また、京都会議の成功に向けたアピールと「100万人の誓い」への協力依頼がなされました。さらに、京都会議支援実行委員会から地元京都周辺で数多く開催されるイベントが紹介され、また名古屋市からは11月末に行われる「第4回気候変動自治体サミット」の紹介がありました。

群馬20%削減でシンポも盛況

午後は同会場別室にて地球温暖化啓発シンポジウム「地球温暖化につき、我々が今できること」が開催されました。大西環境庁事務次官による基調講演「地球温暖化とその対策」をうけて、パネルディスカッションが行われました。企業は企業として、政府は政府として、地方は地方としてそれぞれの主体ごとにやるべきことがあって、それらを実践することの重要性が強調されました。2005年までに県民一人当たりCO2排出量を1990年度に比べて20%削減の目標をかかげた群馬県に対して、コーディネーターからは「ここにマスコミの人がいたら、「群馬は20%削減と明言」と書いてほしいし、議員の方がいたらそれを議会で条例にしてほしい」とハッパをかけられ、高崎の会場は大いに盛り上がりました。

☆温暖化対策「合同会議」第2弾
産業、運輸、世論調査も

9月26日(金)総理官邸において、中央環境審議会を含む産業・民生・運輸各分野の関係9審議会の代表からなる「地球温暖化問題への国内対策に関する関係審議会合同会議」(第2回)が開催されました。産業部門や運輸部門における省エネルギー対策のあり方について審議され「地球温暖化問題に関する世論調査」の結果や当合同会議のヒアリング開催について説明がなされました。広範な分野にわたる温室効果ガスの排出削減対策について各分野が連携をとって検討をすすめるため、当合同会議は京都会議までに計4回開催され、11月には検討結果が報告される予定です。

ヒアリングに皆さんの意見を!

この度、地球温暖化問題への国内対策に関して広く国民各界各層の意見を聴取し、今後の議論の参考とするため当合同会議主催によるヒアリングが国内2カ所にて開催されることになりました。10月27日(月)午後2時〜5時・東京にて、10月30日(木)午後2時〜5時・大阪にてそれぞれ開催されます。つきましては意見陳述人、傍聴、文書による意見提出をそれぞれ募集しております。
お問い合わせは当合同会議ヒアリング事務局(環境庁地球温暖化対策推進本部事務局内)まで。
TEL 03-3581-9479 / FAX 03-3581-9746

COP3関連あれこれ
地球環境基金とNGO・市民の集い
「かけがえのない地球を守るためには、私たち一人ひとりが環境を見つめ、できることから具体的な活動を始めることが大切です。」そんな活動の担い手であり期待の高まるNGOの実践の例に学び、その役割を考えるとともに、今後の活動に参加を呼びかける集まりが6回にわたり日本各地で開催されます。
日時・場所・連絡先は以下のとおりです。
10月 5日(日)13:00〜17:00in長崎/TEL 095-824-1111(内2353)
10月11日(土)13:00〜16:30in三重/TEL 059-224-2315
10月16日(木)13:30〜16:30in香川/TEL 0878-31-1111(内2463)
10月25日(土)13:30〜16:30in秋田/TEL 0188-60-1602
11月16日(日)10:00〜15:00in滋賀/TEL 0775-23-9167
11月29日(土) 時間未定 in金沢/TEL 0762-23-9167
(主催:環境事業団等)


編集後記
最近「温暖化防止」という表現を見る度に「温暖化の防止はできない。スピードを緩めることができるだけだ」という、群馬のシンポジウムで聞いた専門家の言葉を思い出してしまいます。二酸化炭素はおよそ200年ほど大気中に残って温室効果を保つから、仮に今排出量をゼロにしてもそれまでに排出したガスが温暖化をすすめるというのです。「温暖化防止」は願いがこもっているのでいいとしても、地球「温暖化推進」本部事務局(長くてうっかり「対策」を忘れただけなのに…)などと書いて各地にFAX送信するとシャレになりませんのでくれぐれもお気を付け下さい。 (Moto)