地球温暖化対策推進本部
事務局だより
第11号
地球が発熱!あなたが止める温暖化
「エコライフ・100万人の誓い」現在の参加者24,683名 今すぐ参加しよう!
1997年(平成9年)9月24日(水)発行
発行:環境庁 地球温暖化対策推進本部事務局
〒100 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL 03-3581-3351(代表)03-3581-9479(直通)FAX 03-3581-9746
このニュースレターは、地球温暖化防止京都会議(COP3-UNFCCC)
に向けた様々な動きに関する最新の情報をお伝えするものです。ご意見ご感
想などございましたらぜひ当事務局までお寄せ下さい。
COP3まであと68日
☆UNFCCCのパスツール氏来日
本場条約事務局よりはるばる
UNFCCC(気候変動に関する国際連合枠組条約)事務局のヤノシュ・パスツールさんが来日します。地球温暖化防止京都会議の開催まで残り10週間を切った今、パスツール氏は組織運営面での責任者として、円滑に準備を進めるために日本国内の担当者と詳細に打ち合わせを行います。

質問募集中
環境庁ではパスツール氏の来日を機に、環境NGOなど関心のある団体との意見交換会の開催を予定しています。会場の収容人数の都合上、全ての方にご案内差し上げることはできませんが、COP3への参加、展示、その他の組織運営に関することなど、この会合で明らかになったことは、本紙面で紹介していこうと考えております。なお、この際ぜひ聞いておきたい質問等がございましたら、当事務局あてにFAXにてご連絡下さい。会合において当方より質問したいと思います。( FAX 03-3581-9746 )

☆北海道・東北ブロック会議
北の国からスタート

9月17日(水)札幌市にて、地球温暖化対策ブロック会議(北海道・東北ブロック)が開催されました。北海道庁からの挨拶の後、当庁より気候変動枠組条約を巡る動向、及び京都会議への地方自治体の参加方法についての説明がなされ、また、京都会議の成功に向けたアピールと「100万人の誓い」への協力依頼がなされました。さらに、京都会議支援実行委員会から地元京都周辺で数多く開催されるイベントが紹介され、また名古屋市からは11月末に行われる「第4回気候変動自治体サミット」の紹介がありました。

☆当事務局にEPAよりニューフェイス
関西弁もしゃべっちゃう?

9月19日(金)付けで我が地球温暖化推進本部事務局に米国のEPA (Environmental Protection Agency/環境保護庁)よりマーティン・デュー氏( Mr. Martin Dieu )が仲間入りしました。彼はマンスフィールド研修員として1年間日本の役所で実地研修を行います。マンスフィールド研修計画の実地研修は昨年から始まったもので、省庁間の直接の人事交流を通じて日米両政府の協力の結びつきを強めようとするものです。では、高校時代奈良県に留学の経験もある彼より一言メッセージ…

マーティンより一言

一年足らずの非常に短いチャンスを大事にして、できるだけ日本の仕組みを学びたいと思っております。特に日本の政府は企業や市民の異なる利害をどのように調整しているのかということに大変関心があります。それに、ただ組織を勉強するだけではなく、人間関係も大切にしたいと考えています。実際に日常生活に溶け込み、様々な人達と知り合いになれたらと思います。
地球温暖化問題は単に環境対開発、あるいは国際政治といった問題ではなく、これは私たちの子どもや孫の未来の問題です。こういう気持ちを持って、皆様と一緒に協力して頑張ります。

☆中環審「温暖化対策審議」第3弾

9月22日(月)九段会館にて中央環境審議会の第44回企画政策部会が開かれ、地球温暖化対策の3回目の審議が行われました。主なテーマは、「運輸分野における二酸化炭素の排出状況と対策について」同じく「産業分野における〜について」と「経済的措置について」で、それぞれ大聖早大教授、平田芝浦工大教授及び佐和京大教授からの説明を踏まえ、討議が行われました。次回は10月6日(月)「民生分野の対策」「ライフスタイルの変更」「経済的手法」等について審議される予定です。

COP3関連あれこれ
「アツーイ地球、いまSOS」(環境マンガ展)
〜地球がだんだんアツクなる。いま来たこの道帰リャンセ……このまま世界の環境を激変させる地球温暖化の進行を遅らせるためには、一刻も早くCO2 の排出を削減するしか方法がない〜そんなコンセプトで「地球環境を守る漫画家の会」による7回目の環境マンガ展が開催されます。
期間:9月25日(木)〜10月14日(火)
場所:東京ガス新宿ショールーム
主催:地球環境を守る漫画家の会/後援:環境庁
連絡先:TEL 03-3489-6859 関根義人方


編集後記
会議の名称の多様性については先日も触れましたが、その後あまりの問い合わせの多さに名称に関するペーパーを作ってしまったほどです。マーティンが加わり事務局には言葉の多様性が生まれました。日本語と英語のチャンポンが飛び交っています。京都会議まで10週間を切り、これからますます多様な問い合わせ、依頼、来客、出張等々が目白押しとなることでしょう。パニックに陥らないよう持続可能な労働を心がけて頑張りたいと思います。関係者の皆さんともに頑張りましょう。(Moto)