地球温暖化対策推進本部
事務局だより
第10号
地球が発熱!あなたが止める温暖化
「エコライフ・100万人の誓い」現在の参加者21,918名 今すぐ参加しよう!
1997年(平成9年)9月17日(水)発行
発行:環境庁 地球温暖化対策推進本部事務局
〒100 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL 03-3581-3351(代表)03-3581-9479(直通)FAX 03-3581-9746
このニュースレターは、地球温暖化防止京都会議(COP3-UNFCCC)
に向けた様々な動きに関する最新の情報をお伝えするものです。ご意見ご感
想などございましたらぜひ当事務局までお寄せ下さい。
COP3まであと75日
☆地方ブロック会議スタート
全国6ブロックで温暖化対策会議
地球温暖化防止京都会議(COP3−UNFCCC)に向けた動向や準備状況に関する情報提供、関係地方自治体との意見交換を目的に「地球温暖化対策地方ブロック会議」が下記の通り開催されます。
北海道・東北ブロック 9月17日(水)札幌市
関東ブロック 9月25日(木)高崎市
中国・四国ブロック 10月16日(木)宇部市
九州・沖縄ブロック 10月17日(金)北九州
中部・北陸ブロック 10月22日(水)金沢市
近畿ブロック 10月29日(水)草津市
あわせてシンポも
関東ブロックと近畿ブロックの会議では同日地球温暖化問題をテーマとしたシンポジウムもあわせて開催されます。また、中国・四国ブロック会議の翌日に同じく宇部市にて、山口・宇部'97国際シンポジウム「公害対策の原点から地球環境保全を探る」(主催:環境庁、山口県、宇部市、公害健康被害補償予防協会、(社)環境情報科学センター)が開かれます。

自治体はやっぱりすごいんです

地球温暖化を進めてしまう温室効果ガスの排出の源は、家庭や職場、学校など、人間が生活するあらゆる場所に及んでいます。温暖化対策の推進に欠かせないのも、やはり市民や企業によるあらゆる場所での積極的な取組です。それらの取組を進めるに当たって、市民生活や企業活動に日頃から密接に関わっている地方自治体は大きな役割を果たします。21世紀の人類に課せられた地球温暖化問題の重要性と、地方自治体の果たす役割に鑑み、COP3の成功に向けて自治体から力強いアピールの発信が期待されています。

☆列島縦横エコリレー
みんなの声を乗せてあなたの町にも

京都会議や地球温暖化問題へのみんなのメッセージを京都に伝えるため、あなたの町を自転車部隊が通過します。その名は「ストップ!地球温暖化 列島縦横エコリレー」。温室効果ガスを一切排出しない自転車に乗って、日本全国47都道府県をリレーし、縦横無尽に駆けめぐります。途中、サインやアピール、決意など、各地の市民や自治体の長、企業・団体からの様々な形のメッセージを乗せて京都を目指します。6つのコースに分かれ、地球の未来を「京都で決めよう!」を合い言葉に、10月21日よりスタートします。

前日イベントに突入

「列島縦横エコリレー」は京都会議の前日11月30日に京都に到着します。同日気候フォーラム等が開催するイベントの中で「エコリレー」到着のパフォーマンスが行われ、1ヶ月かけて全国津々浦々からはるばる集められたメッセージが京都会議の開催地に結集します。(主催: ストップ!地球温暖化「列島縦横エコリレー」全国実行委員会/事務局 TEL 03-3263-9022 )

COP3関連あれこれ
「こう減らすCO2−市民からの提案」
10月10日(金/体育の日)10:00〜17:00 大谷大学(京都市)講堂にて、温室効果ガスの削減可能性について市民・NGOによる実践例と研究及び提案を交流するためのシンポジウムが開催されます。
セッション1:温室効果ガス削減の可能性〜海外の経験〜
セッション2:日本における市民の提案/市民の実践
セッション3:議定書交渉の現状と市民の役割
(主催:気候フォーラム)


編集後記
先日新聞で「冷やし過ぎです弱冷房車も25度」という電車の冷房調査の記事を読みました。私も冷房ガンガンの電車で頭痛になったことがあります。「夏も辛いが、9、10月の冷房はもっと厳しいとの声も多かった」とのこと。環境にやさしいはずの鉄道にあるまじきエネルギーの過剰消費!
初夏のまだ冷房が効いていない頃のこと、暑くて窓を開けようか真剣に悩んでいると(なんのことはないのですが結構勇気がいるものです)「只今、窓を開けますと気持ちのいい風が入って参ります。」という車内放送があり、何とも言えずうれしい気分になったことを思い出しました。 (Moto)