環境庁地球温暖化対策推進本部1/12発表資料

地球温暖化防止推進プロジェクトチームの設置について

平成10年1月12日
環境庁地球温暖化対策推進本部  

 地球温暖化防止京都会議で採択された京都議定書において、我が国は2010年頃までに温室効果ガス排出量を1990年レベルに比して6%削減することが決定された。京都議定書への加入については、同議定書がその具体的実施の枠組みについて、次回締約国会議以降のプロセスに多くの検討課題を残しているため、これらについての国際的な調整状況を踏まえる必要がある。しかしながら、我が国では、1996年のCO2排出量が90年レベルに比して約10%増加している実態に鑑み、目標の確実かつ効率的な達成を担保するためには、当面可能なことから、温室効果ガスの排出削減に取り組むことが急務である。

 このため、環境庁として、国際的検討の状況を踏まえつつ京都議定書に対応した総合的な温暖化対策のあり方について引き続き検討を進めていくとともに、温室効果ガスの排出削減のために早急に取るべき施策について検討し、必要なものについては法制化を念頭に置きつつ、その具体化を図る予定である。


 以上を踏まえ、温室効果ガスの排出削減のために早急に取るべき施策の具体化を中心として地球温暖化防止のための国内対策について全庁一丸となって取り組むため、地球温暖化対策推進本部に、地球温暖化防止推進プロジェクトチームを設置することとする。


先頭へ

京都会議を受けた環境庁の当面の取組方針

京都会議の経過と結果

環境庁からの地球温暖化防止関連発表資料