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政策対話・地域協力の促進

地域協力メカニズムの促進

第2回 環日本海環境協力会議(NEAC)

1993年9月15~17日 ソウル・韓国

  1. 第2回環日本海環境協力会議は、1993年9月15日から17日まで韓国・ソウルにおいて開催された。同会議は、大韓民国環境部の主催により、中国、日本、韓国、モンゴル及びロシア連邦の大臣・副大臣レベル、並びに国連環境計画、国連開発計画、アジア太平洋経済社会委員会、国連大学の代表が出席した。
  2. 各国の参加者は、本会議が高まる地域環境問題に対して重要な役割を担っていることを再確認した。参加者は、地域環境の改善に貢献するうえで、各国間の相互理解を深めるために、環境分野における人材、情報、経験、技術などについて、多様な交流を拡大することの必要性を表明した。また参加者は、将来に向けて本会議を継続し、さらに発展させることで合意した。
  3. 参加者は、北東アジア地域の留意すべき環境問題が、大気・海洋・水質汚染防止、廃棄物管理、生態系保護、森林保全、砂漠化防止などであることを表明した。特に環境劣化を抑制するために、経済的誘因の利用と地方政府の役割について重点が置かれた。
  4. セッション3において、参加者は、「共同研究プロジェクトの探究とその実施」における様々な事項について議論を行った。地域共同研究の優先分野として、資源リサイクルネットワークの設置と、クリーンコール燃焼技術の開発や大気モニタリングと分析の方法などを含む大気汚染対策があげられ、承認された。
  5. 会議開催中に、各国の代表者は、Young Sam Kim大韓民国大統領に表敬訪問する機会が与えられた。代表者は、大統領の好意に深い感謝の意を表した。
  6. 各国及び国際機関の参加者は、会議成功に導いた韓国環境部の努力と貢献に感謝し、また会議に貢献したその他の組織に対して、感謝の意を表した。
  7. 各国の参加者は、国際機関の功業と貢献を称賛し、環日本海環境協力会議の発展のために今後の協力も求めた。それに関して、国際機関の代表者は、引き続き協力することで同意した。
  8. 参加者は、第3回環日本海環境協力会議を1994年に日本の兵庫県で開催することで合意した。