平成14年5月27日(月)10:00~12:00
環境省第1会議室
(野生生物部会長) | 岩槻 邦男 | ||
(委員) | 市田 則孝 | 岩熊 敏夫 | 大塚 直 |
鷲谷 いづみ | |||
(専門委員) | 大井 玄 | 加藤 順子 | 鎌田 博 |
矢木 修身 | 山野井 昭雄 | ||
(環境省) | 小林自然環境局長 | ||
松原審議官 | |||
塩田総務課長 | |||
黒田野生生物課長 | |||
水谷野生生物課長補佐 | |||
鈴木専門官 |
【説明】
事務局より、資料1に基づき、小委員会報告案について説明
【議論】
主として報告案の文言修正に関し、以下のような意見がだされた。
・ 「低頻度」「長期的」「許容できる範囲」(以上パラグラフ53)など曖昧な部分が多く、このままでは実際の運用が難しい。
・ バイオテクノロジーの可能性についての記述がないまま、規制すべきというニュアンスが前面に出ている。議定書でふれられているバイオテクノロジーの有用性も記述すべき。
・ 「不稔生物」というのは意味がよくわからない。
・ 議定書の対象から除かれている医薬品の範囲がはっきりしない。実際の枠組みを作る際にはこの点をはっきりとすべき。
・ 予防的に措置できる手段の範囲が限られているような表現であり、修正が必要。
・ 潜在的な危険性があるかもしれないという認識があったのであって、危険性が認識されたわけではない。「潜在的危険性」の方が適切。
・ 「移入された生細胞」については、現在のガイドラインの定義を正確に引用すべき。
・ 「危惧される影響が生じないことが必要」は、表現が強すぎる。
・ 「物質循環への影響」については、バイオレメディエーションを考えたときなど、影響を及ぼすことを目的としている場合は適当でない。
・微生物に関し、今後の情報を拡充していくというニュアンスを入れるべきではないか。
・ 評価して軽減措置を行えばよいようなニュアンスであり、生物多様性への影響を防止するといった目的を記述すべき。
・ 委員会等は「中立的な運用」を行うことが肝要である。
・ パラグラフ109には市民が意見提出できるように書いてあるのに、参考資料1で市民からの意見提出の矢印がないのはおかしい。
・ パラグラフ109については、パブコメ程度は行政コストはかからないので行うべき。
・パラグラフ110の、「が」は曖昧な接続助詞である。論旨がわかるようにすべき。
・「影響が生じる…サンプリング」を「適切な指標種を用いた」とした方がよい。
・参考資料1も中間報告に入れるべき。
・ 参考資料1のフローにパブリックコメントがないが、入れた方がいい。