温室効果ガス「見える化」推進戦略会議
事業者の提供する商品・サービスに係る
温室効果ガスの「見える化」に関する分科会（第５回）
議事要旨

１．分科会概要

開催日時：

平成22年11月1日（月）　10:00～12:15

開催場所：

アルカディア市ヶ谷　7階　「白根」

出席者：

【委員】

安井座長、青柳委員、上妻委員、本藤委員、森口委員
（欠席：一方井委員、辰巳委員）

【環境省】

地球温暖化対策課　杉本課長補佐、福井係長、小澤環境専門調査員
（欠席：地球温暖化対策課　高橋課長）

【事業者】

15名（7事業者・団体）

配布資料：

資料１	温室効果ガス「見える化」推進戦略会議　事業者の提供する商品・サービスに係る温室効果ガスの「見える化」に関する分科会　委員名簿
資料２	事業者の提供する商品・サービスに係る温室効果ガス排出量「見える化」の評価・広報事業について
資料３	事業者の提供する商品・サービスに係る温室効果ガス排出量「見える化」の評価・広報事業の募集結果について（委員限り）
参考資料１	事業者の提供する商品・サービスに係る温室効果ガス排出量「見える化」の評価・広報事業公募要領
参考資料２	事業者の提供する商品・サービスに係る温室効果ガス排出量「見える化」の評価・広報事業申請書（委員限り）
参考資料３	温室効果ガス「見える化」推進戦略会議　事業者の提供する商品・サービスに係る温室効果ガスの「見える化」に関する分科会（第４回）議事要旨（案）
参考資料４	温室効果ガス「見える化」推進戦略会議　事業者の提供する商品・サービスに係る温室効果ガスの「見える化」に関する分科会（第4回）議事録（案）
その他	各事業者持参資料

２．議事要旨

2．1　開会

• 事務局から開会の宣言と配布資料の確認、委員紹介が行われた。
• 環境省、座長から挨拶が行われた。

2．2　事業者の提供する商品・サービスに係る温室効果ガス排出量「見える化」の評価・広報事業について

（１）事業の概要

• 事務局から資料2、資料3に基づき、事業の目的、事業の形態と具体的イメージ、事業採択基準（評価のポイント）、実施スケジュールについて説明が行われた。
• 事務局から資料3に基づき、本事業の募集結果について説明が行われた。
• 各事業者から、申請書・持参資料に基づき、事業の背景、目的、実施内容、成果、今後の普及について説明が行われた。

（質疑）

• 見える化してもユーザーがコントロールできない部分や、コントロール要素が限られている部分もある。
• 元々エコ意識の高い人であれば、効果は見えにくい。
• 冬場という時期も考慮して測定対象地域を選定すべきである。
• 意識変化・行動変化等に関するヒアリング調査も有効であるため、実施すべきである。
• 本事業の実施期間が短いため、今回新たに測定するデータだけでなく、過去のデータも比較のために使用する必要も出てくる。
• 誰に対して見える化するかだけでなく、実際に誰が見ているのかということも知るべきである。
• 管理者が単に指示する場合と、従業員が分かっていて指示される場合とでの差が分かると、より見える化の意義がある。

（２）事業の採択

（投票）

全事業者からの説明の後、各委員による投票を行い、事業の採択を行った。

（採択結果）

採点集計・審議の結果、以下の7件が採択された。

＜タイプA：既に「見える化」機能のある商品・サービスを持っている事業者＞

• 空気集熱式太陽熱利用システムにおける「見える化」評価プロジェクト
  （OMソーラー株式会社）
• 遠隔監視・運転状態の「見える化」空調システムによるオフィスビルのCO2削減事業
  （ダイキン工業株式会社）
• オフィス・オフィス以外のCO2排出量とそのコストの見える化による省エネ行動の促進（株式会社 日立ソリューションズ）
• 電気の「見える化」と「アフターフォロー」による省エネのPDCAサイクルの促進
  （日本テクノ株式会社）
• オフィスの電力消費量を「見える化」することによる電力消費量削減効果の検証
  （株式会社 岡村製作所）
• 「CO2見える化」＋「収益改善」システム　『カーボンアイ』
  （株式会社 トーク）

＜タイプB：「見える化」機能のある商品・サービスは持っていないが構想中のアイデアがある事業者＞

• 見える洗濯ですっきり省エネ促進！（特定非営利活動法人　中野・環境市民の会）

（２）その他

• 今後、11月17日に第6回事業者分科会を開催し、各事業者からの事業実施計画の確認・検討を行う。

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