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エコツーリズム推進会議について


・趣旨

 自然環境の持続的な活用、地域経済への貢献などを目的としたエコツーリズムの考え方が我が国に導入されて久しい。
 この間、行政機関、大学、民間などにおいて、エコツーリズムに関する調査、研究が取り組まれてきた。 一方、沖縄県西表島、やんばる地域、鹿児島県屋久島、東京都小笠原村、北海道などにおいて、自治体や民間による自然体験活動やガイドツアーなどの取り組みが盛んになってきたところである。
 しかしながら、それに伴ってガイドツアーによる植生破壊やガイドの質のバラツキなどの問題も生じていることから、利用のためのルールづくり、ガイドなどの人材育成、情報の提供などの取り組みが求められている。
 本会議は、エコツーリズムを「原生的な自然地域におけるガイドツアー」といった特別なものではなく、環境保全を実践する活動、農林業体験を通じた自然への理解を深める活動なども含めて捉え、普及定着を目指すものである。
 エコツーリズムの考え方が浸透し、観光利用、自然体験、農林業体験などが環境保全意識を伴った秩序あるものとなれば、環境教育推進の観点からも効果がある。
 上記のような趣旨に則り、平成15年11月に環境大臣が議長となった「第1回エコツーリズム推進会議」が開催された。その後、関係者の協力を得ながら、具体的な推進方策を検討した。