富士箱根国立公園富士山地域環境保全対策協議会について


                                (参考)

       富士箱根国立公園富士山地域環境保全対策協議会について

  古くから日本の象徴として崇められてきた富士山は、我が国において最も高く、最も美しい山容を誇り、独特な生態系を有している。その優れた自然を求めて、年間およそ400万人の利用者が訪れている。しかし、このような来訪者の増加等による近年の富士山を取りまく社会状況の変化は、自然環境に大きな影響を及ぼし、ゴミ・し尿処理対策の遅れ、登山道の荒廃、植生の破壊、交通混雑による利用環境の悪化等、様々な環境問題を表面化させた。
  これらの問題を解決し、美しい富士山を後世まで引き継いでいくには、環境庁、山梨、静岡の両県、富士山周辺の市町村が一体となって富士山地域の自然環境の保全と適正な利用の推進対策に取り組む必要がある。
  そこで、平成7年1月、これらの関係機関により「富士箱根伊豆国立公園富士山地域環境保全対策協議会」を設置し、富士山地域の環境保全対策として、ゴミ処理対策、し尿処理対策、自然とのふれあい利用対策、植生復元対策、オフロード車対策及び自動車利用適正化対策について検討を行い、「富士山地域環境保全対策要綱」を策定することとした。

 1.富士山地域環境保全対策協議会の構成

   ・協議会は次の者をもって構成している。
      環境庁自然保護局長
       山梨県環境局長
         商工労働観光部長
      静岡県環境部長
          生活・文化部長
       富士山及び周辺美化推進協議会会長(富士吉田市長)
       富士山の自然と環境を守る会代表(富士宮市長)
   ・協議会に、次の者をもって構成する幹事会を置いた。
      環境庁自然保護局国立公園課長
         南関東地区国立公園・野生生物事務所長
      山梨県環境局景観自然保護課長
         商工労働観光部観光課長
      静岡県環境部自然保護課長
         生活・文化部観光レクリェーション課長
       富士山及び周辺美化推進協議会(富士吉田市企画部長) 
      富士山の自然と環境を守る会(富士宮市都市整備部長)
   ・協議会及び幹事会は、特に必要があると認められる場合には、協議により、
     関係者を構成員として加えることができることしている。
     なお、協議会の事務局は、環環庁南関東地区国立公園・野生生物事務所に
     置いた。

 (2) 今までの経過

   平成7年1月11日 富士山地域環境保全対策協議会設立
   平成7年7月27日 第2回富士山地域環境保全対策協議会
              中間とりまとめ
               (当面緊急を要する環境保全対策としてゴミ処理及び
                し尿処理についてとりまとめた)

       補正予算  富士山公衆トイレ整備予算取得
              (環境庁直轄予算4億円 山梨・静岡両県に施工委任)

   平成8年5月 8日 富士山地域美化推進会議設立総会
   平成8年8月18日 富士山クリーン作戦’96(富士山一斉清掃の実施)
              富士山環境美化宣言
   平成8年11月 8日 山梨・静岡同時開催富士山シンポジウム


             富士山公衆トイレ整備工事実施
              山梨県側:富士山下山道7合目 乾燥式
              静岡県側:富士宮口五合目 水洗・循環式配管方式

   平成9年7月    富士山公衆トイレ供用
              山梨県側:7/8〜8/28  利用者約25,000人
              静岡県側:7/1〜10/12 利用者約74,000人

   平成9年8月10日 富士山クリーン作戦’97
             富士山環境保全共同宣言(両県知事)

   平成10年1月25日 静岡県富士山サミット
            (両県知事、県内4市1町首長のパネルディスカッション)

   平成10年3月    富士山地域環境保全対策要綱策定