Q&A(平成30年度版、HTML形式)
第8章 食品中の放射性物質
QA8-2 ストロンチウムは骨に蓄積されるので、危険だと聞きました。食品中の放射性ストロンチウム量についての規制はないのですか。
A
- ①存在比率が最も高く、測定が容易な放射性セシウムを測定することで、割合の少ない放射性ストロンチウムの影響を考慮した規制ができるようにしています。
- ②放射性セシウムの基準値は、放射性セシウム以外の核種の被ばく量を合計しても年間1ミリシーベルト(mSv)を超えないように設定されています。
- ③平成24年2月以降、厚生労働省は国内に、実際に流通する食品や一般家庭で調理された食品に含まれる放射性ストロンチウムの濃度を定期的に測定していますが、いずれも事故以前の範囲内でした。
- 統一的な基礎資料の関連項目
- 下巻 第8章 52ページ「影響を考慮する放射性核種」
・厚生労働省 「飲食物摂取制限に関する指標について」(平成10年3月6日)
・文部科学省放射線モニタリング情報 「福島第1原子力発電所の事故に係る陸土及び植物の放射性ストロンチウム分析結果(平成23年3月16日、17日、19日)」
・文部科学省 「文部科学省による、プルトニウム、ストロンチウムの核種分析の結果について」
①量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所ウェブサイト「放射線被ばくに関するQ&A」、②厚生労働省「食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの調査結果」より作成
出典の公開日:①平成25年10月31日、②平成25年11月8日、平成26年5月23日、平成26年8月22日、平成27年5月15日、平成27年7月31日、平成28年6月3日、平成28年8月19日、平成29年6月23日、平成29年8月25日、平成30年6月15日、平成30年10月24日
本資料への収録日:平成29年3月31日
改訂日:平成31年3月31日