Q&A(平成30年度版、HTML形式)
第7章 環境モニタリング
QA7-16 海のモニタリングの実施状況はどうなっているのですか。
A
- ①海のモニタリングについては、モニタリング総合調整会議において決定された「総合モニタリング計画」及び「平成29年度海域モニタリングの進め方」に沿って、福島県沖、宮城県沖、茨城県沖等を対象に、海水、海底土、海洋生物に含まれる放射性物質の濃度を測定しています。
- ②海水では、放射性セシウムの測定値(平成30年1月~12月に採取)は、福島県沖において1リットル当たり1ベクレル(Bq/L)(飲料水の基準値は1リットル当たり10ベクレル(Bq/L))を下回る水準です。
- ③海底土は、放射性セシウムの測定値(平成30年1月~12月に採取)が、福島県沖において1キログラム当たり1,000ベクレル(Bq/kg)以下となっています。
- ④海洋生物の放射性セシウムの濃度は、生物の種類によって異なります。海を広く回遊するカツオ・マグロ類、サンマ等では、平成30年末までに基準値(1キログラム当たり100ベクレル(Bq/kg))を超える測定結果は得られていません。
- 統一的な基礎資料の関連項目
- 下巻 第7章 39ページ「海水と海底土の濃度(平成23年度)」
- 下巻 第7章 40ページ「海水の放射能濃度の推移」
- 下巻 第7章 41ページ「海底土の放射能濃度の推移」
- 下巻 第8章 82ページ「魚種別の放射性セシウム濃度の傾向(1/2)」
- 下巻 第8章 83ページ「魚種別の放射性セシウム濃度の傾向(2/2)」
- 下巻 第8章 84ページ「水産物の検査結果の推移」
原子力規制委員会 海洋モニタリング結果
http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/428/list-1.html
①原子力規制委員会「総合モニタリング計画」、②水産庁「水産物の放射性物質調査の結果について」より作成
出典の公開日:①平成23年8月2日、②平成31年1月7日
本資料への収録日:平成29年3月31日
改訂日:平成31年3月31日