Q&A(平成30年度版、HTML形式)
第2章 放射線による被ばく
QA2-25 土壌や農林水産物等の環境試料中のプルトニウムは、どのように測定するのですか。
A
- ①プルトニウムを測定する場合、プルトニウムだけを分離し、測定のために行う前処理等に手間と時間を要します。
- ②環境モニタリング等で測定されるプルトニウムの同位体は、プルトニウム238、プルトニウム239、プルトニウム240で、これらはα(アルファ)線を放出します。
- ③測りたい試料からプルトニウムだけを抽出し、濃縮します。土壌試料の場合は、プルトニウムを分離精製し、ステンレス板上に電着(メッキ)してから、出てくるα(アルファ)線をシリコン半導体検出器を用いて測定し、プルトニウムを定量します。このとき、測定データはプルトニウム239と同240の合計と、プルトニウム238に分けて測定されます。
量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所ウェブサイト「放射線被ばくに関するQ&A」より作成
出典の公開日:平成24年4月13日
本資料への収録日:平成29年3月31日