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調査結果
a) |
鳥類(トビ、カワウ)は今回調査した他の種に比べて、ダイオキシン類の蓄積量(脂肪1g当たりの量等)が多く、また、海棲哺乳類のクジラ類ではコプラナーPCBの蓄積量が、昨年と同様にダイオキシン類の90%程度を占めていた。 |
b) |
平成11年度の調査結果を平成10年度と比較すると、トビ、オウギハクジラ、スナメリ及びアカネズミにおいて蓄積量の減少傾向が認められたが、2回の調査のみの結果であることに留意する必要がある。 |
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(2) |
まとめ
今回の調査結果では、平成10年度調査結果に比べて蓄積量の減少傾向が認められたものの、経年的な変化を観察するため、引き続き、鳥類、哺乳類等を対象として、ダイオキシン類の蓄積状況を調査するとともに、新たにダイオキシン類等の影響の指標と考えられるバイオマーカーについて鳥類を対象に調査していく予定である。
注1) |
ここでは、ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(以下、「PCDD」という。)及びポリ塩化ジベンゾフラン(以下、「PCDF」という。)にコプラナーポリ塩化ビフェニル(以下、「コプラナーPCB」という。)を含めて「ダイオキシン類」という。
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注2) |
pg-TEQ/gは、検体1g中に含まれる1兆分の1g(10-12 g)のダイオキシン類の毒性等量。 |
注3) |
バイオマーカーとは、生体に取り込まれた化学物質に反応して、体内に出現する物質であり、化学物質の影響の指標となるものであるが、 ここではダイオキシン類の影響の指標と考えられる誘導酵素(CYP1A1)等の測定を行う予定である。
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