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環境省大臣記者会見・談話等>副大臣・大臣政務官記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

横光副大臣・高山大臣政務官記者会見録(平成24年8月9日(木) 11:50 ~ 11:55 於:合同庁舎5号館25階会見室)


1.発言要旨

(副大臣)今日は、こちらから1件御報告がございます。アメリカ西海岸での漂流物の件につきまして、政務官から御報告をいたします。
(政務官)今、資料を配らせていただきましたけれども、震災起因の漂流物の対応をどうするかということで意見交換会が8月4日から6日まで行われまして、基本的にはNGOの方が中心なのですけれども、アメリカの国務省の担当者と、環境省の職員がオブザーバーとして参加をしました。実際に現地も見てきたということでございます。その報告を簡単に受けましたところ、現時点では、見てきたビーチには漂着物というのはあまり見あたらないということですが、10月に本格的に増えてくるということもあるので、その対応をどうしようかということを話し合ってきたということです。
今後とも環境省としては、まずはNGOの皆様の連携を支援していくという形でやっていきたいと考えております。
私からは以上です。

2.質疑応答

(問)今報告のあった漂流物の件なのですけれども、環境省の今後の対応として、今回の旅費等についても、費用については環境省が面倒を見てきたということなのですが、今後のNGO側の活動に対する支援の在り方というのは、具体的にはどういった仕組みが考えられるのですか。
(政務官)既存の地球環境基金ですとか、そういったNGO支援の既存の一般的な基金がありますので、まずはその枠組みを利用していきたいと思っております。また、政府としての対応ということでいえば、内閣府の海洋本部と、外務省と、環境省と、それぞれどういう役割を果たしていくかということをこれから詰めていければと思っています。

(問)処理費用の負担について、日本政府として直接何か資金を拠出するという選択肢というのは取り得るものなのかどうかについてはいかがですか。
(政務官)非常に難しい問題なのは、日本から出たがれきなので、なんとか処理をしていきたいという気持ちは皆持っているのですが、国際法上は法的責任はないということになっておりますので、どういったやり方ができるのかというようなことで、今、それぞれ関係各省で悩ましいなということで協議しているという段階です。また決まりましたら御報告申し上げます。

(問)地球環境基金の要綱などを見ていると、国内での環境保全とかそういったことは、途上地域での保全活動というような要綱が一応あって、厳格に当てはめていくとなかなか難しいところもあるのかなと、少し考えなければいけないこともあるのではないかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
(政務官)そうですね。本当にそう思います。ですから、既存の枠組みでどこまでできるかということをまず考えながら、今申し上げましたように、政府として新たな対応が何かあるのかということを今考えている段階です。非常に難しいなというふうに思ってます。やらなければいけないのだけれど難しいなというふうに思っております。

(問)一部報道ですと、外務省が補正予算の資金拠出というか、JEANさんの活動等を指してのことかと思うのですけれども、そこへの予算化しての新スキームという報道もあったようなのですけれども、その辺の調整というか、外務省との連携というのは、どれくらい今できているのでしょうか。
(政務官)今、内閣府の海洋本部と外務省と環境省と、それぞれどういう役割を果たすのがいいかということをまだ相談しているという段階です。

( 以  上 ) 

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