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環境省大臣記者会見・談話等>副大臣・大臣政務官記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

横光副大臣・高山大臣政務官記者会見録(平成24年5月17日(木)11:55~12:03 於:合同庁舎5号館25階会見室)


1.発言要旨

(副大臣)最初にこちらから二つの件で御報告をいたします。
 まず一つは、「クールサマー2012」推進チームの設置についてでございます。15日の会見で大臣が明らかにしたように、クールビズあるいは省エネ・節電活動を無理なく、熱中症対策を講じながら、効果的な方法でできるだけ分かりやすい形で提供をしていきたいということをおっしゃられまして、それを目指して、本日、私の下に「クールサマー2012」推進チームを設置いたしましたので、お知らせをいたします。
 今一つは広域処理についてでございますが、北九州市の試験処理、島田市の本格処理についての報告でございます。被災地の復興に向けて懸命の努力、災害廃棄物の処理に向けて懸命の努力を続けているわけですが、それでもなお不足ということで広域処理をお願いして、先般、総理や細野環境大臣から、全国の地方公共団体に要請をしたわけですが、北九州市におかれましては、この協力要請に応えていただきまして、宮城県石巻市の災害廃棄物の状況調査を行うなど周到な準備を進めて来られました。そして、5月23日から25日にかけて、来週ですね、この3日間にかけて、宮城県石巻市の災害廃棄物を試験的に処理することが発表されました。これによって、運搬、焼却、埋立、こういったところの安全性が確認されれば、本格的受入れにつながっていくということを我々は非常に期待をいたしております。
 今1件は、島田市の件でございますが、昨日、静岡県と島田市の間で、本格受入れのための委託契約の締結が合意されました。これに基づいて、明日、18日金曜日には、岩手県山田町から災害廃棄物が搬出されます。そして、24日から本格処理が島田市で開始される予定でございます。北九州市においては、九州で初めてとなる試験的な処理。島田市においては、東京以西で初の本格処理の開始となります。その積極的な取組に敬意を表しますとともに、お礼を申し上げたいと思います。
 報告は以上でございます。

2.質疑応答

(問)「クールサマー2012」ですけれども、キックオフイベントみたいなものは、期間の始まりに合わせて計画はされているのでしょうか。
(副大臣)そういったこともこれからやることになっております。6月1日には、スーパークールビズキックオフイベントをやる予定になっておりますし、クールビズ、あるいは省エネ、節電に向けてのイベントを、環境省が先頭に立って、これから取り組んでいきたいと思っております。

(問)去年あるいは従来と比べて今年の特徴というか、これまでやっていないこと、あるいは今年ならでは力を入れていることというのは何かあるのでしょうか。
(副大臣)ああいった事態が起きたわけですから、昨年も大変な努力をされて、節電にはとりわけ皆さん協力していただいて、東京・東北電力管内では、非常に高い評価を得るぐらい、皆さん頑張っていただいたのですね。ですから、それをこれからも拡充していくということ。そして更に新たな取組が何か付け加えられないかということ。
 ただその時には、ムリのない形でいきたいなということを今考えております。とりわけ熱中症対策ですね、いわゆる弱者、高齢者や幼児、こういった人たちに、熱中症対策として情報をしっかり提供をすると。これは自治体の協力もいただきながらですね、そういったことを進めてまいりたいと思っております。
 新たな取組といいますと、スーパークールビズの中では、クールシェアといいますか、そういったことを今度の「クールサマー2012」の中の一つの目玉といいますか、家庭の中でもバラバラで、今、各部屋に皆さんクーラーをお持ちでしょうけれど、そういったものを、リビングで皆と一緒に集まって一カ所でクーラーを使うとか、いろいろな形で、地域の中でも、クールシェアという形で、地域の人たちが集まっているような、そういった形で節電等に協力してもらえばなということを、これから広げていきたいなということです。
 あと、民間の方たちが一生懸命やってくれていますので、そういった人たちとどこまで、国のほうの思いと、うまくマッチングしたりして、相乗効果をあげられるような方法はないかということを今模索しております。

(問)政務官に伺うのですけれども、一昨日、福島の西白河郡の方との面会で、被爆線量1ミリを下回るところの除染について話題が出ていたと思うのですが、福島の方々だけではなくて、関東含めてなのですけれども、1ミリを下回るところの安全性について確信が持てないと。なので結局ゼロを目指したいというところが依然非常に多いのですけれども、そういうやり取りの中で、例えば安全性を説明するための専門家を派遣するとか、そういうやり取りをされたと伺っていますが、具体的に、方法とか時期とか、今の段階でどこまで検討を進められてますでしょうか。
(政務官)まず、1ミリの基準は、やはりもう十分安全な基準なので、追加1ミリということに関してはもう変えませんけれども、それでは不安だという方がいらっしゃるので、これまでにも環境省の職員を派遣したり、専門家を派遣したりしているケースもございますし、具体的にというのは、もう今やっているので、この間、西白河郡の方がお見えになった時には、それぞれの町村でやられる時には、もちろん我々も行きますし、専門家の派遣もしますよということを、今までやっていた事例をそのまま言っているというだけです。
(問)西白河郡で今後近々に、例えば派遣するというような予定はあるのですか。
(政務官)この間お越しいただいた4町村の中で、具体的にいつ来てくれというような要望はまだ今ありません。もちろん、あれば対応するつもりです。
(問)専門家というのは、どういう方が行かれるのですか。
(政務官)これは要するにリスクコミュニケーションですので、低線量被爆の、今まで安全性をいろいろ語っている方です。それは具体的にどの方ということではないのですけれども、低線量被爆の、この程度であればこういうリスクと、こういう安全性だということを話せる方です。

(以上)

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