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環境省大臣記者会見・談話等>副大臣・大臣政務官記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

横光副大臣・高山大臣政務官記者会見録(平成24年4月12日(木) 16:51 ~ 17:00 於:合同庁舎5号館25階会見室)


1.発言要旨

(副大臣)まず、私のほうから御報告が1点。そして高山政務官から1点御報告を申し上げます。
先週の末、7日、8日の土日にかけまして、水俣地域を訪問し、各被害者関係団体の皆様と面会をいたしました。そして、申請期限の公表以降の周知広報の状況等につきまして、各団体の皆様に御報告をさせていただきました。その際の私の「他の団体に迷惑になる」という発言について、私自身が、「掘り起こし検診を慎むべきだ」という考えを持っているかのように報道がなされておりますが、私といたしましては、「掘り起こしにより、全然関係ない人が入ってくることで、解決が遅れてしまう。」「当会も困っている。」という被害者関係団体の御発言を受けて、もし御発言のとおりであれば、その点は皆さんにとって迷惑になることもありますね、という趣旨で、会話のやりとりの中で応じたものでありまして、いわゆる掘り起こし検診そのものが妥当ではないという趣旨で申し上げたものではございません。
私はもちろん、環境省としても、水俣病特措法に基づく救済措置の申請期限であります7月末に向けて、申請の促進を図ることは重要であると考えております。そのため、環境省としても、各種の広報に力を入れております。民間の掘り起こしも、申請の促進に向けて望ましいものと考えておりますので、報道のような誤解を招いたとすれば、これは本意ではなく、その点は素直に反省をして、関係者の皆様方にお詫びを申し上げたいと思います。
私のほうからは以上でございます。
(政務官)私、高山のほうからは、まず、私、昨日、双葉町議会の全員協議会で説明させていただきましたけれども、続いて明日、今度は富岡町議会に伺いまして、御説明をさせていただこうと思っております。日程の貼り出しのほうは、もうさせていただいていると思いますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。
 我々からは以上です。

2.質疑応答

(問)高山政務官に質問です。町議会への説明なのですけれども、町議会のほうからは、議会だけではなくて町民に対しても直接説明してほしいという声があがっているというふうに聞いているのですけれども、今後、どのような形で町民への説明というのは行っていかれるのかということをお伺いしたいと思います。
(政務官)正確に申し上げますと、3月10日に、町長さんと福島県知事のお集まりの時に、町のほうだけではなくて、議会や住民にも説明をしてもらいたいということのお話がございました。そこで、我々のほうはまず、住民の代表者であります議会の方に説明をさせていただいているということで、例えば昨日の中で、今度住民にもちゃんと説明をという話が具体的に出たということはございません。

(問)その後の議長へのぶら下がりでの質疑でそのようなお話があったのと、あとは、先週土曜日の楢葉町の議会の議長からも、そういったようなお話がぶら下がりでありましたので、今、質問させていただいたのですけれど。
(政務官)なるほど。実際に住民の方を集めていただく手間は、やはり、町の方にお願いしていかなければいけないと思っておりますので、どういう形がいいのか相談させていただきながら進めようと思っています。

(問)今日、水俣で、大阪高裁の判決がありましたけれども、国の認定基準の妥当性が認められたということですけれども、副大臣、受け止めをお願いいたします。
(副大臣)今日、大阪高裁で判決があったと。そして、熊本県の主張が認められたということでございます。地球環境審議官が、先程、記者ブリーフで述べたとおりでございまして、本判決は、私は妥当だと受け止めております。
(問)今後の対応についても、救済策、特措法を7月末申請ということで、それを促進するように進めていくという方針には何ら変更はないと。
(副大臣)それは全力で頑張ってまいりたいと思っています。

(問)先程、副大臣、冒頭で御発言があった先週末の水俣のほうでの発言の件ですけれども、不知火患者会並びに医師団のほうからは、抗議の声明が出ていたりするのですけれど、副大臣は、おっしゃったような内容のことを、直接、不知火患者会のほうに面会して、そういうことですというふうな意思を伝えられるというお考えはありますか。
(副大臣)来週の月曜日に面会要請がきているのですよ。大臣にきているのですが、私が対応してお会いすることになっていますので、そこで説明をさせていただきたいと思っております。

(問)今の関連なのですけれども、報道について、今の副大臣の御説明によると、報道は、あれは間違いだったという趣旨で、つまり、全然関係ない人が入ってきて審査が遅れることは迷惑だという趣旨の発言であって、掘り起こしそのものについては迷惑という発言はされていないという形ですか。
(副大臣)はい、そういうことです。掘り起こしそのものは、私が否定したものではないということです。 
(問)そういう報道が間違いであるという御認識であれば、なぜそういう報道が出たというふうにお考えですか。
(副大臣)それは先程申し上げましたように、会話の中で、そういった「迷惑」という言葉が出たことが、すべてクローズアップされたということで、そこのところは、私が、そういった報道で誤解を招いたということであれば、それは私の本意ではありませんので、お詫びを申し上げたわけです。
(問)言ってないというわけではなくて、そこだけとらえられてそうなったという趣旨ですよね。
(副大臣)ですから先程言ったように、患者団体の声を受けて、もしそういった発言が本当であるならば、それは皆さん方にも御迷惑になることになりますね、と言ったことが、そのまま「迷惑」になってしまったということですね。

(問)判決の関係で聞きたいのですけれども、さっき、妥当だと受け止めているということでしたけれども、福岡高裁と大阪高裁で判断が分かれたことについて、副大臣としてはどう考えているかということを1点伺いたいのと、先程、救済策、全力で頑張りたいということでしたが、具体的にこういうことを頑張っていきたいというような、副大臣の言葉で伺いたいと思います。2点よろしくお願いします。
(副大臣)最初の件は、二つの判断が分かれたという御質問ですが、これは、地球環境審議官が述べられていたとおりでございますので、それ以上でも、それ以下でもございません。
それからもう一つは、7月末に向けての取組のことですね。
(問)この判決を受けて、今後こういったことをやっていきたいというのが、これまでと変わらなくても、そうなのですけれども、具体的に。
(副大臣)これまでどおり公健法対策はやってきておりますから、それはこれまでどおり引き続いてやってまいります。

(以上)

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