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大臣記者会見・談話等

長浜大臣記者会見録(平成24年10月5日(金) 10:38 ~ 10:50 於:環境省22階第1会議室)


1.発言要旨

 今回任命されました副大臣、政務官の事務分担について御報告をいたします。生方副大臣、中島政務官には、総合環境政策。それから、放射線健康管理を除く公害健康被害対策・化学物質対策を始めとする環境保健関連。それから、地球温暖化対策を始めとする地球環境問題。そして、自然環境の保全を中心に担当していただきます。生方・中島コンビということです。それから、園田副大臣と高山政務官、こちらには、指定廃棄物や災害廃棄物を始めとする廃棄物・リサイクル対策、放射線健康管理、放射性物質による汚染対策を始めとする大気、水、土壌環境の保全を中心に担当していただくほか、内閣府を兼務して、原子力防災に関する事務についても担当していただくと。こういうことで、園田・高山チーム。そして、最初に言った生方・中島チームということで分けたいと思っております。
 次に、本日午後、私と園田副大臣が宮城県、福島県を訪問し、村井宮城県知事、そして佐藤福島県知事と面会をいたします。なお、福島県知事との面会には細野前大臣、政調会長ですが、にも御同席をいただく予定となっております。この日程は、昨日発表をしているということですので御了解をいただきたいと思います。
私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)幹事のテレビ朝日・真鍋です。よろしくお願いいたします。指定廃棄物の最終処分場についてお伺いしますが、高萩の市長が、昨日、環境省を訪れまして、改めて白紙撤回を求めたわけですが、この中で市長から、今回の選定から伝達にいたるプロセスを改善しない限り、ほかの四つの県すべてで同じ様なことが起こるのではないかというふうにおっしゃりました。これは当事者の声として非常に的を射ているというか、無視できない声だと思うのですが、大臣御自身は就任から5日目を迎えられまして、喫緊の課題としてこの辺り、お考えをおまとめになっているかと思うのですが、その辺り、お聞かせいただけますでしょうか。
(答)高萩市長が来られたということ、そして園田副大臣と面会をされたという報告は受けております。今の質問に関していえば、選定のプロセスに関しましては、細野大臣あるいは横光副大臣を中心とされて、大変注意深くこういった問題の解決といいますか、選定の方法について議論をされた結果として、こういう方法を採られているのだというふうに思います。これは二日目だったか、記者会見をした時にも、その問題について皆様方に、前大臣のお決めになったことを尊重したいということも申し上げておりますが、御承知のようにこの種の問題の候補地の選定というのは非常に難しい問題でありまして、そういった問題についての途中プロセスをどういった方法を採るかということは、私も、もちろん、環境大臣についたのは初めてでありますので、この案件にタッチしたのも初めてでありますが、他の問題に関しても、途中のプロセスをどうしたらいいのかということは国土交通省にしろ、あるいは他の省庁にしろ、いろいろな意見があるというふうに思っております。ですから、今回のことを検証しながら、高萩市長さんのおっしゃっていることも検証しながら、まだこれからお願いをしなければいけないところもあるわけでありますので、選考手順の考え方、また別の方法があり得るのかということも、これから検討していきたいと思っております。いずれにしろ、この問題を決めていくプロセスの中においては、前大臣が採られた、この手法を尊重していきたいと思いますが、今後のことに関しましては、今御質問にありましたような、その検証をしながら考えていきたいというふうに思っております。

(問)TBS報道特集の金平と申します。今、おっしゃっていた指定廃棄物の最終処分場の問題ですけれども、大臣御自身は、昨日の申し入れ書というのは目を通されましたか。
(答)園田副大臣に渡された申し入れ書ですか。
(問)はい。
(答)まだ私は見ておりません。
(問)まだ目を通していない。
(答)はい。
(問)今おっしゃっていた中で、選定手順の考え方については別の方法もあり得るかどうかを検討していきたいということをおっしゃっておられましたが、別の方法というのはどういうことを念頭に置いているのでしょうか。
(答)高萩市長さんの主張の中において、今おっしゃられたとおり、閣議が終わって登庁しましたので、まだ昨日いただいた書類は拝見しておりませんけれども、今までの手続きに関して納得できないという部分があるやに聞いておりますので、その手続きについて別の方法があり得るかということについて検討するということを申し上げたことでございます。何か今明確に、こちらの方法を採るということは、今の時点では私自身、頭にありませんし、あるいは別の選択が、細野大臣の時にいくつか検討されたのかということについても、ちょっと検証してまいりたいと思っております。

(問)そういうことに関しての前大臣からの引継ぎというのはなかったのですか。
(答)今おっしゃられた細かい部分に関してはありませんでした。あの時間の間にはありませんでした。

(問)住民側からの感情にしてみると、どうも大変怒っていたというふうに思うのですが、大臣とか副大臣という交渉相手の顔がどんどんどんどん替わってしまう。この大事な問題に関して。そういうことに関して、言葉は悪いですが、言いっ放しではないかと。そういうような批判が出ていますけれども、それについてのコメントをいただきたいのですが。
(答)一般論として、皆様方もそうかもしれませんし、組織に所属する中においての人事異動等があるわけでありますので、人が替わったので次の人が責任を持たない、ということは常識的にあり得ないと思いますので、私も、あるいは園田さんも、責任を持って、この問題については、引き続き検討させていただくということであります。

(問)朝日新聞の小林と申します。ちょっと話が変わりますけれども、気候変動COPなのですが、今月末にソウルでプレCOPが、閣僚級の会合があるのですけれども、大臣は御出席検討されますでしょうか。
(答)海外の日程に関しましては、御承知のように、様々な、行くことができるかどうかという要因を考えた時に、検討すべき事項がありますので、今、御質問以外にも海外出張の案件というのはあるようでありますので、ちょっとそれは今検討中でございます。

(問)共同通信の渡邉と申します。よろしくお願いいたします。
先ほど来、御質問があります指定廃棄物の提示の方法なのですけれども、検証していきたいということですけれども、検討する何か組織とか、省内で何らか会議を持つとか、そういう意味合いなのでしょうか。今の段階でのイメージをお尋ねしたいと思います。
(答)先ほどの御質問にもありましたように、基本的には、選定する過程での組織はあって、現実に決めていってるわけですから。その間にどういう意見が出たのかということに関しまして、園田副大臣と私が、責任を持って、今までの検討事項をヒアリングをしていくということだと思います。

(問)福島県の関係ですけれども、今日、行かれるということなのですが、福島県の除染が徐々に進んでいる中で、中間貯蔵施設の建設ですが、中間貯蔵施設ができる前提の最終処分場については既に大臣のほうから、自分の任期中に県外の設置を決めるというふうにおっしゃってましたけれど、これに関して、地元のほうから、本当にできるんだろうかと、これまでのいろいろな経緯からそういう声があがっていますけれども、本当にそういう見通しはあるのでしょうか。
(答)あの時、記者会見でも申し上げましたように、これはまじめに言っている話ですけれども、当時いらっしゃった方もこの中に多くいらっしゃると思いますけれども、私の任期が30年あるのかどうか分かりませんけれども、その任期を含めて、今おっしゃられた最終処分場の問題というのが決まらないと、中間貯蔵施設の問題がなかなか解決ができないという状況の中で、最終処分場の問題も決められるように努力をし続ける、ということを申し上げたので、あの時出られた方は、私の発言をおこしているのを持っておられると思いますが、そういうことで申し上げました。つまり、中間貯蔵施設の問題も、当たり前でありますが、中間貯蔵施設までは私の責任でやります、あるいは最終処分のことは考えませんと、こういうことではありませんので、私が今の職にある間に、一所懸命取り組むということです。

(以上)

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