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大臣記者会見・談話等

長浜大臣就任会見録(平成24年10月1日(月) 21:52 〜 22:16  於:環境省22階第1会議室)


1.発言要旨

 環境大臣、原子力発電所事故収束・再発防止担当大臣、内閣府特命大臣(原子力防災)、これが総理から私に仰せつけられた職務だということでございます。
環境省は、東日本大震災後からの復興などの重大な課題において、大きな役割を担っている役所であることは御承知のとおりでございます。環境省を挙げて、これらの課題に積極的に貢献できるよう、全力を尽くしたいと思います。
最も喫緊の課題は、原発事故に伴う放射性物質による環境汚染への対処であります。福島県や周辺の県、関係市町村に御協力をいただきながら、除染や汚染廃棄物の処理をしっかりと進め、住民の皆様が安心して生活できる、その環境を一日も早く取り戻すために、努力をしていきたいというふうに思います。また、国が設置する中間貯蔵施設や指定廃棄物の最終処分については、関係県とよく連携をしつつ、地元の皆様に丁寧な説明を行い、御理解を得ていきたいと考えております。
次に、災害廃棄物の迅速な撤去・処理なくして、被災地の復興はなし得ないというふうに思います。被災地における処理や再生利用の促進、広域処理の実現に向けた調整に取り組んで、災害廃棄物の迅速な処理を目指していきたいというふうに思います。
 放射性物質に係る健康管理につきましては、福島県の県民健康管理調査を全面的に支援をするとともに、住民の皆様の健康不安にしっかりと対応をしていきたいというふうに思います。
また、被災地の再建・復興に当たっては、ポテンシャルの高い再生可能エネルギーの集中的導入や三陸復興国立公園の創設など、地域の特徴を活かした復興、及び社会・ライフスタイルの転換を図ることで災害に強く、環境負荷の低い地域づくりに貢献をしていきたいというふうに思います。
地球温暖化問題や生物多様性の保全などの環境問題、これは、人類の存在を脅かしかねない問題であり、その解決は人類が直面する21世紀最大の課題であるというふうにも思っております。また、水俣病問題を始めとする公害健康被害者対策など安心・安全な生活の実現も重要な課題であります。これらに真摯に取り組んでまいります。
また、環境省の外局として設置された原子力規制委員会については、環境省としても、その円滑な運営を側面からサポートするとともに、新たに設置される「原子力防災会議」の事務局長としての任務を、しっかり果たしてまいりたい、そのように感じております。
 環境省に対する国民の高い御関心と一層の期待に応えられるよう、努力をしてまいりますので、記者の皆様方におかれましても、御指導、御鞭撻のほどよろしくお願いをいたします。
 以上でございます。

2.質疑応答

(問)産経新聞・天野と申します。よろしくお願いします。
先ほど大臣がおっしゃったように、環境省が抱える大きな問題の中に、中間貯蔵施設と、指定廃棄物最終処分場の設置の問題があります。しかしながら、地元の反発が非常に根強く、なかなか前に進まない状況で、これをどう打開していくかというのをお聞かせください。
あともう1点、福島が抱える問題については、前任の細野政調会長が毎週末のように福島に行かれて、個人的な信頼関係を築きながらやって来られましたが、それを受け継ぐということに対して、思いを聞かせてください。
(答)中間貯蔵施設の問題あるいは指定廃棄物の問題等、様々な地元と調整をしなければならない案件があることは理解をしております。今日の午前中まで、内閣の官房副長官をしておりましたので、そういった問題で、今お話がありました、細野前大臣あるいは平野復興大臣等々含めて、よく話合いをされている現場にも立ち会っております。
ですから、2番目の質問にも関係をするわけでありますが、現地・現場に行って、細野大臣が人間関係を築かれて、どの程度の本音をヒアリングをされたという状況になっているのかどうか、これは明日、細野前大臣との引継ぎがありますので、記者様の御質問にあった細野流のアプローチの仕方も直接本人から伺いますし、私も現地・現場主義のほうでありますので、私自身、何しろ今日、先ほど申し上げたような三つの大臣を拝命をしたばかりでありますから、スケジュールがどうなっているのか分かりませんが、スケジュール調整ができ次第、関係首長様始め、住民の皆様、あるいは作業に当たられている方々と直接お話をしたいというふうに思っております。

(問)共同通信の太田といいます。よろしくお願いします。
今回、長浜大臣が就任されたことについて福島で取材をすると、これまで原発事故の収束という部分に直接担当されていなかった方が、新たに原発事故担当相になられたということについて、不安というか、これまで全く関わってなかったところから新たな人が来たということについての心配があるようなのですけれども、そういったことについては、大臣御自身、どうお答えになりますでしょうか。
(答)先ほど申し上げたように、つい先ほどとはいいませんが、お昼ごろに私の所掌分野が分かったはずでございますので、なかなか昨日の夜等、御取材が大変だったというふうにも思いますが、その状況の中で、もう既に福島までヒアリングをされていることに、大変敬意を表するわけでございます。
今申し上げたように、官房副長官として内閣にいて、この問題は直接は担当しておりませんでしたけれども、当然のごとく、内閣の重要事項として、今日の閣議決定の中においても、官房長官が記者会見で御説明をしたか、あるいは記者の皆様方に配布をしたかどうか、福島の復興なくして日本の未来はないという形での、強い総理大臣の決意も示されておりますし、私が就任の会見でも、これは官邸でやった会見でも申し上げましたとおり、今なぜ私がこのポジションに指名をされたのかという、その責任の重さ、あるいは置かれている状況を十分認識はしておりますので、ただ、福島での知名度はほとんどないということから、そういうことになっていると思いますから、先ほどの1番目の質問にもお答えをしたところでありますが、現地・現場に入ってお話を伺っていきたいというふうに思っております。

(問)NHK間嶋と申します。よろしくお願いします。
温暖化の関係で伺います。基本法25%目標をどのようにしていくかということについて、今、大臣がどのように考えているかということをお聞かせください。
先ほど、官邸の会見で総理から、13年以降の枠組みづくりにおいて主導的役割を果たしてほしいというふうに言われたと発言なさっていました。ただ、この前のエネルギー戦略、環境戦略を見ても、20年の削減の見通しが5〜9%にとどまっていて、おそらく各国の風当たりが厳しいと予想されるのですけれども、その中でどうすれば主導的役割を日本が今後果たしていけると考えているかについてお願いします。
(答)COPの会議等々、地球的課題については、1992年の地球サミットから20年後のリオ+20にも私自身参加をしまして、地球温暖化、気候変動枠組条約に関する問題というのは、私は平成5年当選組でありますけれども、当時から環境委員会に所属をしながら関心を持ってきたところであります。
2008年から2012年という京都議定書の約束期間が終わるその状況の中においての13年以降、様々な国際的な状況の中においての国々の立場があることは御承知のとおりだというふうにも思います。国際会議での、前の前の総理大臣の発言、そして3.11が起こって、現在エネ環会議で決めた様々な事項の中において、説明をしていかなければいけない部分があると思いますが、これも私が今日から担当させていただく中において答えを見い出していかなければならないというふうに思っております。
法案処理に関しましては、もう提出されて、つるし状態が続いているわけでありますが、これも与党、そして野党との話合い、この経過が、もう数次に渡る国会をまたいでいるわけでありますので、法案処理については、与党と緊密に連絡を取りあっていきたいというふうにも思っております。

(問)IWJの石川と申します。よろしくお願いします。
東京電力の福島第一原発事故のテレビ会議の録画映像についてお伺いいたします。8月6日から、この録画映像の公開が始まったのですが、東京電力側が指定して一部公開となっております。公的資金投入のなされた今、この録画映像は国民の財産でもあり、国民が東京電力のホームページ等で見られるよう全面公開すべきだと思うのですが、原発事故担当大臣としてどのようにお考えか、大臣の御見解をお願いいたします。
(答)この問題も既に話題になっているところでもありますので、今、私がこの場でお答えするというよりは、経緯も含めて、明日、先ほど申し上げたように、前大臣との引継ぎといいますか意見交換の部分の中にも出てくることだと思いますので、この場での私のお答えは避けさせていただきたいというふうに思います。

(問) 共同通信の渡邊です。すみません。何度もおそれ入ります。
発言の趣旨で確認させていただきたいのですけども、官邸での会見の中で、これからはおそらく指定廃棄物の処分場の問題等を指して御発言されたかと思うのですが、これから私自身もそこの首長さんとお話しないといけないとおっしゃられていたので、福島の中間貯蔵施設に関しては細野大臣も福島の現地で交渉されたりとかということがありましたけれども、指定廃棄物で矢板市と高萩市が今候補にあがって反発が強いのですけれども、大臣がそこに行かれてお話をする可能性も検討されているというような、そういう趣旨でよろしいでしょうか。
(答)多分、順番の問題があると思うんですね。今おっしゃられた高萩や矢板の場合は、横光副大臣がだいぶ御担当されていたところだと思いますので、明日の細野大臣との引継ぎの中でフォローできるのか、当然のことながら、まず現地に行くに際しても、その中においては、もう横光さんが既に行って対応されている部分がありますので、まずは横光さんに話を聞いて、それから対応していくということにもなるんじゃないでしょうか。御質問の趣旨にあるように、最終的にはどうするんだという話になれば、この大臣の任をいただいたという中においての最終責任は大臣がとっていくわけでありますので、そういう段階を経てということで御理解をいただければというふうに思います。

(問)石油通信社の斎藤です。
先ほどの質問と重複するかもしれないのですが、エネ環戦略で、いわゆる30年に2割削減ということを決めているのですが、20年に25%削減より後退している感は否めないのですけども、いわゆる国際公約している25%、これについてどういう風ふうに対応されていくのか、今後の見通しについてということと、温暖化基本法について、これは排出量取引がまだ決着がついていないということがカウントできないということで、この点がまだ保留になっていると思うのですけども、それをどう対応し、修正していくのか、その2点についてお願いします。
(答)ですから、先ほどまさに指示書といいますか、総理からの指示にありましたように、環境省として2013年以降においての国際的公約等々を含めてという意味合いだと思いますけれども、世界で指導的な立場をとっていけるようなことを考えてくださいということでありますので、今日私は就任をしまして、今後、今、御質問にあるような答えを見い出すべく努力をしていくということでございます。

(問)時事通信の鈴木といいます。
繰り返しになるかもしれませんが、結局、長浜さんとして、2030年原発ゼロというというのをどうなさるかというのを、まず明確にしていただきたいと思います。
(答)長浜さんとしてというより、2030年代において原発ゼロの構成を目指すというような形も、内閣での決定がなされているわけでありますので、多分、質問の御主旨というのは、その間に国際情勢とか技術的進歩とか注釈がついていることをどうお考えになるのかということであれば、様々な条件があることは事実です。再生可能エネルギーをどのくらい代替エネルギーとして使えるのか、あるいは、先ほど来、何人の方かの質問にもありましたように、化石燃料を使う発電方法をとった時のCO2の増加の問題等々含めて、しかし今回の3.11以降の問題とすれば、原子力に頼らない形でのエネルギー政策をとっていったほうがいいのではないか、という中における、今回30年代におけるゼロという数字も、明確にエネ環会議でも打ち出しているわけでありますので、その方針に基づいて私どももやっていくだけでありますので、私としての考え方というよりは内閣としての考え方でございます。
(問)個人の思想信条としては如何なのでしょうか。
(答)個人の思想信条というか、大臣会見をしておりますので、内閣の方針に基いて行うということでございます。

(問)朝日新聞の森ですが、大臣は千葉選挙区の選出でいらっしゃるので、当然そこの県民の支持を受けて当選されて国会にも出られて、今、こういう大臣の場におられるわけですけれども、その千葉が指定廃棄物の問題を抱えておられるということなのですけれども、当然、今日まで、大臣を拝命されるまで、千葉の県民の代表としてこの指定廃棄物の問題を見てこられたかと思うのですけれども、今、環境省がこういう形で指定廃棄物の最終処分場を決めようとする、その手続きとかプロセスについては、どんなふうにお考えになってきたのか。それが、今度環境省の側に立って、どういうふうに地元の選挙区である千葉県でも解決されたいというふうにお考えでしょうか。このままでいいというような、このままの進め方でいいというふうにお考えでしょうか。
(答)千葉県選出でありますが、この問題、直接、官房副長官という立場の中において、森田知事あるいは該当市町村の首長さんと、直接、何か陳情とか要請を受けたというケースはありません。当然のことながら、そこに住んでおられる方々、もっとダイレクトに言えば、私の支持している方々の中においても、意見の違いがあることも事実であります。ですから、こういうことを申し上げていいのかどうか分かりませんが、私が、今まさに質問にあるとおり、このポジションに就きましたので、多分、該当市町村及び、県の責任者、知事からは、かなり早い段階でアプローチがあるのではないかなというふうに思います。知らない仲ではありませんので。そういう意味での千葉県の問題というのは、御心配をいただきましたけれども、大変、もちろん先ほどの福島の問題もお話をしましたように、地域住民の皆様全員と話すわけにはいきませんので、その地域の代表であるところの議員なり首長なり、今、当面、直面する問題を抱えている状況の中においては、よりこのポジションに就きましたので、ダイレクトなお話が来るのではないかなというふうに思います。

(以上)

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