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環境省大臣記者会見・談話等>政務三役会議後記者ブリーフ要旨

大臣記者会見・談話等

政務三役記者ブリーフ会見録(平成23年5月26日(木))


1.発言要旨

(政務官)お疲れ様でございます。三役で打ち合わせをいたしまして、いつも通り当面のスケジュールなどを打ち合わせさせていただきました。
 私の方から、報告が1点でございます。私の思い入れのもと、今後の環境教育普及啓発の在り方を考える検討チーム、チーム樋高でありますけれども、過日5月23日に第5回目の会合をさせていただきました。これまでの委員からの発表や御意見、あるいは省内の意見、また文科省さんにもずっとレギュラーで参加をいただいております、コラボレーションを行いながら新しい理念を生み出そうということで、やってきたわけでありますが、いよいよ終盤戦に入ってきておりまして、事務局でとりまとめをさせていただきました報告書の骨子案を提示させていただいて、それをベースに活発な議論をしていただいたところでございます。骨子案の内容につきましては、震災も踏まえまして、新しい日本の社会づくりを担っていける人材を育てていくために、必要な環境教育、普及啓発の視点を盛り込んでいるところでございます。委員の皆様方からは、震災を踏まえた社会づくりという視点は大変良いという意見ですとか、あるいは一般市民の方にわかりやすく書いてほしい、まとめてほしいなどなど御意見があったということでございます。次回の日程は調整中でありますが、最終的な取りまとめに向けて、また頑張ってまいりたいというふうに思っております。こちらから報告は以上であります。

(大臣)発言があります。あまりいいことがない、防災大臣、環境大臣ですけれども、今日新聞にて山本作兵衛さんの絵が記憶遺産になったというのが、めちゃくちゃうれしくて、例えばベートーベンの第九とか、フランスの人権宣言とか、いろいろありますけれども、日本では初めてということで、実は私、30数年前、皆さんが生まれたころ、彼の絵をしっかり広めていた上野英信さんが、山本さんの絵を集めてて、龍さん寄付してくださいと言われて、寄付したのを覚えていますので、大変、ユネスコも粋なことをやるなと思いました。以上です。

(問)幹事社から1問お願いします。菅首相がフランス、パリで講演し、福島原発の事故を受けた自然エネルギーの総電力に占める割合を2020年代の早い時期に、20%へ拡大する方針を表明しました。これの受け止めをお願いします。
(政務官)総理から表明をされました、目標の歓迎をさせていただきたいと思っております。環境省としてあらゆる政策を積極的に行ってまいりたいと思っております。
 再生可能エネルギーにつきましては、大量普及とまたそれによるコストの低減という相乗効果が必要であるということでもあります。そのためにもやはり具体的な数値目標を掲げて、前向きに取り組むということが非常に重要でありますし、総理から目標の表明があったことについて歓迎をさせていただきたいと思っております。環境省といたしまして、再生可能エネルギーの大量導入に向けてあらゆる政策を積極的に行ってまいりたいと思っています。

(問)総理のサミットでの表明も受けて、今後、政府全体において、従来のエネルギー政策の見直しという作業が、具体的な形で始まってくると思いますけれども、環境省としては政策の見直しにどのようにかかわっていくのかと。従来の政府の検討の仕方ですと、これはもう資源エネルギー庁とエネルギー関係の業界という形で、政策はだいたい決められてきたと思うんですけど、そういうやり方も一部変える必要があるのではないかという話も政府内に出ているようなので、環境大臣としてはここのところ何かお考えがありましたら。
(政務官)総理から表明されました、新たな方針は大変意義深いというふうに思っておりまして、環境省として再エネあるいは省エネの、今までも様々なノウハウ、知見や経験も環境省も持っておりますので、それらを総動員をして政策に取り組んでまいりたいと思っております。今お話ありました、総理から今後のエネルギー政策について、これまでの原子力と化石燃料に加えて、自然エネルギーあるいは省エネルギーといった新たな二つの柱が表明があったことについて、大変意義深いというふうに思っております。再生可能エネルギーについてでありますけれども、社会の基幹エネルギーにまで高めていくためには、やはり、先ほども少し申し上げましたけれども、大胆な技術革新、イノベーションであります。また一方で大量に普及をすることによってコストを下げていく、低減をしていくという相乗効果が必要になってくるわけであります。また、省エネルギーについても低炭素製品の大幅な普及を始めとして、家庭事業者の省エネの取り組みを一層進めていくことが必要であると考えていうふうに考えています。今までのいろいろな政策の進め方について様々な見方があるのは承知をしておりますけれども、環境省として積極的に関わってまいりたいと思っておりますし、再生可能エネルギー、省エネルギーのトップランナーとして、繰り返しになりますが、あらゆる政策を行ってまいりたいと、強い意欲を持っています。
(問)具体的に検討する形として、今までは、例えば全く同じようなテーマを、例えば経済産業省と環境省の審議会が、別々に、同時並行的にやっていたケースもあったのではないかと。その具体的な検討の形みたいなところは、なにかこう今の段階で何かお考えがあるか。
(大臣)当然一緒にやっていきますよ。やっていきますけれども、環境省としては以前からこれからは再生可能エネルギー、省エネ、分散型、あるいはイノベーション、
 もう全力で取り組めよというのはずっと言い続けてます。当然これからはエネルギーの問題に関しては、経産省とか様々なところと議論するということは当然のことだというふうに考えています。

(問)先日、「そら」プロジェクトの結果がまとまりました。自動車排ガスに関する大気汚染と、ぜんそくなどの呼吸器疾患の関連性があるというふうな結果がでましたけれども、これについて、大気汚染訴訟の被害者団体などからは、新しい救済の施策も必要だというような声が出ておりますが、その点について、どのように考えていらっしゃるかお聞きしたいのですが。
(政務官)自動車の排出ガスが、ぜんそくなどの主たる原因であるとは考えられないということから、環境保健の観点から新たな救済制度を導入するのは困難であるというふうに思っております。今回の調査におきまして、幼児、学童、成人の3つの調査のうち、学童につきまして、自動車排出ガスへの曝露とぜんそく発症との間に関連性が認められましたけれども、その関連性の程度や、あるいは大きさなどについては確定をさせるということは困難とされたところでございます。また、幼児、成人の調査で関連性が見いだせなかったことも踏まえれば、自動車排出ガスが、ぜんそくなどの主たる原因と考えられないことから、環境保健の観点から、新たな救済制度を導入することは困難であるというふうに考えています。
(問)関連なのですけれども、これまで環境省は因果関係について、科学的知見が十分ではないという認識できていたと思うのですが、その部分を調査を保管するために、「そら」プロジェクトに準ずる、あるいはそれ以上の調査を今後やっていく検討というのはされるのでしょうか。
(政務官)今回は一つのスタートになったのではないかなというふうに思っております。今後は、例えば、幹線の道路の沿道における自動車排出ガスへの曝露による健康影響を注視していくことが必要と考えられますので、例えば環境モニタリング、あるいは健康モニタリング、更にはそれらに必要な科学的意見の一層の充実に努めていくことが必要であろうというふうに考えておりました。その調査結果を踏まえて、今後、また、引き続き継続して様々対応してまいりたいなというふうに思っています。
(問)民主党は2009年の政策集の中で、こういった問題について救済策を作るというふうにされていたと思うのですが、そことの関連についてはどのようにお考えでしょうか。
(副大臣)民主党のマニフェストの中で、こうした、環境における様々な汚染というか、課題について、広く掲げているわけです。先ほど政務官からも、今回の調査を受けて、私もいろいろと報告を聞いて、関連性の程度を関係づけることの困難性ということは聞いておりますけれども、そういう中では、すぐにどうするかというか、対応を決めていくということは、本当に新たに救済制度とかというのは難しいのかもしれませんけれども、私はこの間、調査をしてきたことの一つの結果として、ゼロでないということが出たわけですから、もう少し、何か、そうした状況も含めてね、やはり、どういった対応があるのかということは、考えてみるべきだというふうに思っていますし、マニフェストのことで申し上げれば、その理念は、いかに幅広く救済をしていくかということの、理念的なものだと思いますから、ただ、かと言って、調査というある種の科学性を、根拠を求めて今やってきたわけですから、もう少し精査が必要ではないかなと思いますけれども。

(問)スーパークールビズ6月からいよいよ始まりますが、浴衣なんかの和服は検討されていないのですかね。検討もしないですかね。
(政務官)和服、涼しいですね。
(大臣)ウルトラクールビズで考えます。

(問)先日、松本大臣が誕生日を迎えられましたが、近藤副大臣、今日、53回目ですが、何か、今の心境は。
(副大臣)いい質問です。大臣もこの間、誕生日を迎えられて、5月ですから、いい季節でありますから、常にこういうさわやかな環境が作れるように、環境省力を合わせて、政務三役また、みんな一同力を入れて頑張りたいなという気持ちを新たにしたところであります。
(問)政務官誕生日はまだですか。
(政務官)私はまだまだでございます。

(以上)

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