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環境省大臣記者会見・談話等>政務三役会議後記者ブリーフ要旨

大臣記者会見・談話等

政務三役記者ブリーフ会見録(平成23年1月26日(水))


1.発言要旨

(政務官)お疲れ様です。三役会議、行いました。今日は当面のスケジュール、あるいは第11回の地域主権戦略会議の結果、あるいは第15回の行政刷新会議、あるいは質問趣意書、また一方で、エコチル調査国際シンポジウムなどについて打ち合わせをしたところでございます。
 冒頭、私から1点だけ御報告をさせていただきますと、一昨日、月曜日でございますけれども、皆様方頭撮りを丁寧にしていただいて感謝でございますが、今後の環境教育・普及啓発の在り方を考える検討チームの第1回会合を開催をさせていただきましたので、概要を簡単に説明させていただきたいと思います。委員、あるいは省内のメンバーについては既に皆様方に御案内をさせていただいておりますけれども、文部科学省さんからも御参加をいただいたと。特筆すべきことであろうと私は思っておりますけれども、全員で大変活発に意見交換を行いまして、キックオフをした第一回会合にふさわしいものとなったと自負をしております。主な内容として、外部委員から自己紹介を含めて、それぞれの皆さんの御経験に基づきました環境教育等に対する問題意識などを御披露いただき、また役所側では、これまでの主な取組の現状についてお話をしたということでございます。会議の場で、特に有識者の皆さんからいただいた御意見のうち、特に印象に残ったものだけ、ちょっと簡単に4点だけ申し上げますと、1点は、環境問題を知らないから行動しないという前提は正しいのかと。知っているのに行動しないこともあるのではないかというのが、印象的なことの1点目。2点目が、規制・ルールと技術そして教育、この三つは相互に連携しているのではないかと。リンクして考えるべきではないかというのが2点目。3点目。学ぶ側の論理も大切にする必要があると。教育というのはそもそも自立した個人を育てるためのものであって、教えるのではなくて引き出すという視点が必要なのではないかというのが3点目。そして4点目は、これまでの環境教育というのは評価がしづらい面があったと。いわゆる、定量化出来ない、数量化できないということで、何を評価の軸としていくかが今後の検討が必要ではないかなど議論させていただいたところであります。今後は月1回程度をペースとして議論をしていきますけれども、まだ次回は決まっておりませんけれども、自治体あるいは企業、NGOなどの、国以外が行っている環境教育・普及啓発の事例について学んでまいりたいというふうに思っております。
 私からは以上でございます。皆様方から。

2.質疑応答

(問)鳥インフルエンザの関係なのですが、ツルから強毒性が出ている出水で、養鶏場でもH5が出ましたけれども、その感染経路、関連についてどうお考えかということと、今回の、養鶏場なのですけれども、こういった事態を受けて、環境省として新たに対策・対応ということを打っていくというお考えはありますでしょうか。
(政務官)まず、いろいろな報道がなされておりますけれども、もう御案内のとおり、今朝、大臣が官邸にまいりまして、関係閣僚会議を行って、政府としてしっかりと対応させていただいているところでございます。環境省からは、出水におけるナベヅルを始めとする野鳥の感染状況が小康状態にあることを説明をさせていただきまして、総理からは、野鳥が原因の一つであれば対策は難しい、あるいは関係閣僚で緊張感を持って対応しようという話がありましたけれども。これを踏まえて、環境省として万全を期して適切に対応してまいりたいというふうに、ということを御報告をさせていただきたいというふうに思っております。
 それと、出水における対応状況でございますけれども、若干おさらいを含めさせていただきますと、警戒レベルを2から3に引き上げをさせていただいて、地方環境事務所、あるいは鹿児島県、出水市によりまして、死亡野鳥や衰弱個体がいないかなどについて監視を強化させていただいておりまして、確認された場合には速やかに回収をしているということでございます。昨年12月25日から周辺地域において、野鳥の糞便採取によるウイルス保有状況調査を実施をしてまいりましたし、また獣医、公衆衛生の専門家に依頼して、現地での対応を指導させていただいております。
 また、現地に近藤副大臣もお邪魔をさせていただいて、現地調査及び地元関係者との意見交換を行ったところでありますが、昨日、私、政務官の方で、出水の市長さん、いらっしゃっていただいて、最新の状況をこちらの方でも承りまして、各省連携をとって、あるいは県あるいは市と連携をとって、万全の体制をとっていくということで確認をしたところでございます。

(問)これまでいろいろ、レベル3に上げるとか、対策とっていますけれども、今回の事態を受けて、出水で、新たな対策みたいな、違う対策みたいなのとかを考えてらっしゃったりとかというのは。
(大臣)昨日も言いましたように、専門家の意見ということは、いつも聞いておりますけれども、やはり糞便調査とか、レベル3に引き上げるとか、そういうことしか今のところ手は打っていないということです。
(政務官)いずれにしろ、今までどおり監視の強化をしっかりと行っていくということだというふうに思っております。

(以上)

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