本文へジャンプ
ここから本文
環境省大臣記者会見・談話等>副大臣・大臣政務官記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

高山大臣政務官記者会見録(平成23年10月19日(水))


1.発言要旨

(政務官)今日は副大臣が海外出張ということで私一人ですけれども、私のほうからは、今週は小笠原の世界遺産の記念式典に出席させていただきまして、実際のレンジャーの方とかと結構いろいろ回らせていただきまして、随分大自然の勉強にはなりました。自然遺産の登録に当たっても、実際小笠原すごく不便で、船で行くと一週間、飛行機で行くとしても自衛隊の救助ヘリみたいなのを使わなければいけないというような、大変不便なところです。実際17、8年前にも空港をつくってという話があったみたいなのですけれども、その空港をつくるに当たっても、環境省の方で、環境上それはどうなのかというような異議を呈して、実際、十数年前ですけれど、空港はつくられていないというふうな話で。ただそれはずっと争点にはなっていましたね。小笠原のほうに行っても、村議会議員の方とかは空港誘致みたいなことを言って、石原都知事がそれはいらないと言っていて、ただ実際、環境、本当に保全の観点からいうと、あまり2000メートルの空港をつくってしまうと、島が4キロくらいしかないところですから、なかなか難しいなという印象を持ちましたし、また環境省がずっと培ってきた自然公園を維持していく、耳の痛いことを自治体に言っていくということは結構重要なことだなと思いました。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)今日の三役会議ではどのような話を。
(政務官)今日の三役会議では、今後の日程の確認ですね。結構、三役会議、早く終わりました。特に新しい話はありませんでした。

(問)今後の日程というのは具体的にどんなことなのですか。
(政務官)すごく細かいことをいいますと、叙勲と褒章とかで環境省の分があるので、誰か三役の方に伝達式とかやってもらいたいであるとか、そういう話です。 

(問)小笠原の関連でよろしいですか。先ほど、空港はなかなか難しいなという印象を持たれたということですけれども、村のほうで何年か前に確か意向調査をしているようで、そこでは空港についても肯定的な意見もあったようですけれども、その辺の村の意見については。
(政務官)それはもう今回も一緒です。村民の方、直接は1人か2人にしか話してませんけれど、村議会の方とかの話を聞いていると、大体空港が必要ですよねと。誘致という感じの方が圧倒的に多いというふうに思いました。ただ、だからそれはそこに暮らす人間ということでいえば便利な方がいいと思いますので、当然そういう誘致の声は上がるのだろうなとは思っていますけれども、我々が保護しているそこに暮らす人間含めた全部の環境、自然ということになってくると、なかなかいろいろな外来種が入ってきて大変だろうなと。それに関してはいろいろと意見を言っていかなければいけないかなと思っています。

(問)ホットスポットの関係で、官房長官とか中川文科大臣が何かガイドラインなり、やっていくと、政務官も官邸に行かれたりしていましたけれど、環境省としてはどういう取組の仕方になるのですか。
(政務官)福島県外でそういうホットスポット的なところが出た場合ということですけれども、この間の世田谷の件が、多分モデルケースだったと思うのですけれども、いろいろな市民団体の方だとか区が測ったりして出てきたというときにどうするかということで、一義的には文部科学省さんのほうで、もう一回きちんと行って測ってもらうと。それで除染が必要だということであれば、環境省が、側溝はこういうふうに除染をしてくださいとか、いろいろな知見が今段々環境省に集まってきておりますので、実施主体である区であるとか市とか、そういうところにきちんと適切な方法をアドバイスすると。といいますのは、御存知のように、福島は自分のところの問題としてどんどんいろいろ取り組んでいますけれども、離れた世田谷区とかだと、やはり、除染とかノウハウとか、誰がやるというのが決まっておりませんので、そういうのをノウハウをきちんと伝えていくというのが環境省の役割かなと思っています。

(問)COPの件なのですけれども、一部報道で、日本政府が新たな国際的な枠組みについて2015年に採択するというような主張を行うという話が出ておりますけれども、これについて何か御見解は。
(政務官)抽象的過ぎてよく分かりません。2015年に?
(問)2015年に新たな国際的枠組みについて採択するという主張を日本政府がするという。
(政務官)今日するのですか。
(問)いやいや、今日ではなくて。私も、詳しくその報道をすべてを把握しているわけではないのですけれども、恐らく20日、21日のプレCOPの場で。
(政務官)そういう隠し玉というか、作戦があるのかどうか、私はちょっと存じ上げません。
(問)三役会議では、その話は出ていないのですか。
(政務官)今日は出ていません。
(問)COPの話は出ていないのですか。
(政務官)COPの話は出ましたけれども、今日、横光副大臣に行ってもらってますねという話と、12月には大臣もできれば行きたいという、そういう話は出ています。ただ、そういう細かい今の戦略の話は出ていないです。すいません。ちょっと私、存じ上げませんでした。

(問)除染というか中間貯蔵のロードマップ作りについては、政務官も関わって今プランを練ってらっしゃると思うのですけれども、もう大分出来上がったような状況なのでしょうか、それともまだまだ詰めるところがたくさんあるのでしょうか。
(政務官)これはなんとも言い難いのですが、いろいろなことを詰めなければいけないので。量の問題、場所の問題、期間、保管の方法とか。いろいろ詰めなければいけない部分が多いので、詰まった部分と、まだここが生煮えだという部分といろいろあります。今月中にというふうに思っております。

(以上)

▲Page Top