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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

江田大臣記者会見録(平成23年7月26日(火))


1.発言要旨

 今日の閣議は午前8時15分からでしたが、その前に午前7時50分から犯罪対策閣僚会議がございました。ここで法務大臣として発言をいたしました。今日はいろんなテーマについて報告があったり、検討したりしたのですが、福山内閣官房副長官から、刑務所出所者の再犯防止に向けた当面の取組についての報告がありまして、私から、法務省としても関係機関との連携を一層強化し、各施策について着実に推進してまいりたい旨の発言をいたしました。この当面の取組というのは昨年12月の第16回犯罪対策閣僚会議に報告・了承された犯罪対策の取りまとめを基にして、関係省庁間でさらに検討を進めて策定したもので、法務省では民間のノウハウを活かした就労支援、あるいはNPO法人等の支援を活かした緊急的住居確保・自立支援対策を展開するなど、刑務所出所者等の帰住先・就労先の確保に一定の成果を挙げているところです。今後は当面の取組に盛り込まれております、東日本大震災により多数の保護司が活動困難な状況に陥っている現状を踏まえ、保護観察官が保護観察処遇等を直接実施する、そうした体制整備など、被災地のニーズに対応した取組を新たに実施します。さらに出所前に社会内での就労経験を持たせることなどを通じて円滑な社会復帰のため、外出、外泊、外部通勤作業、こうしたものを実施するための運用の拡充や薬物依存のある保護観察対象者等とその家族への支援体制整備のための地域支援ガイドラインの策定など、柔軟な取組を更に充実させて、それを着実に実施することにより、国民の安心・安全を守っていきたいと思っております。
 それから、閣議では、これも一点発言をいたしました。これは農林水産大臣から、森林・林業基本計画の変更の御報告があって、この変更を閣議決定をいたしましたが、森林は生物多様性の保全、あるいは地球温暖化防止等、環境保全にかかる重要な機能を有しておりまして、その観点から環境省として農林水産省と協力して、今回の変更に当たったというものでございます。私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)尖閣諸島沖における漁船衝突事件の中国船船長を強制起訴すべきだとする検察審査会の2回目の議決が出ましたけれども、強制起訴ということになっても公判を開けないということも想定されるわけですが、大臣のお考えをお願いします。
(答)検察の起訴猶予、これは起訴猶予等と言った方がいいのでしょうか、判断について一定の部分に対して2度目の起訴相当の議決が出されたということで、検察審査会法の規定に従って手続が進んでいくということになります。そのことについては、法務大臣としてコメントする立場ではないと思っておりますが、御指摘のように起訴されても現実問題として起訴状を送達できないという状況が予想されているのは事実で、これは起訴状が送達されないということになったら訴訟を進めるわけにいかないということになります。被告人が国内にいる場合と国外にいる場合とでその点で差があるわけではありません。それ以上、私の方から、だからどうするこうすると申し上げることは控えておきたいと思います。

(問)今閣議が終わった後、大臣は部屋に少し残られていたと思うのですが、どのようなお話をされていたのでしょうか。
(答)会見の準備です。いろいろあったものですから、早朝から会議が続いたのでちょっと時間をとれなくて、皆さんをお待たせして申し訳ございませんでした。

(以上)

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