本文へジャンプ
ここから本文
環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

松本大臣記者会見録(平成23年3月11日(金))


1.発言要旨

 おはようございます。発言が三つございます。
 本日、「水質汚濁防止法施行令の一部を改正する政令」及び「大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律の施行期日を定める政令」を閣議決定しました。これらの政令により、「ばい煙の測定結果の未記録、虚偽の記録等に対する罰則の創設」及び「水質事故が発生した場合の対策の拡充」等を内容とする改正大防法、改正水濁法が本年4月1日から施行されます。また、水質事故が発生した場合に対策をとるべき物質として、ホルムアルデヒド等、新たに52項目を指定をしました。
 なお、大気汚染防止法に基づく測定結果の記録については、JX日鉱日石エネルギー(株)の違反が発覚したばかりでありますが、今回、岡山県のJFEケミカル(株)において、また同様の事案が発覚したことは、誠に残念であります。今回の施行を機に、法の遵守が徹底されることを期待しております。
 本日、「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案」を閣議決定いたしました。環境省関連では、地域主権戦略大綱を踏まえ、24本の法律について一部改正を行いました。
 3点目。本日の閣議において、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法案」が閣議決定されました。本法案は、再生可能エネルギーの電気について、電気事業者に対し、一定の期間・価格により買い取るよう義務を課している、いわゆる「全量固定価格買取制度」の法律。環境省も協力していくために、経産大臣は、環境大臣と緊密に連携協力する旨の規定が設けられております。再生可能エネルギー導入の目標の達成、COの大幅削減のためにも、こうした規定に基づいて、環境省もしっかり取り組んでまいります。
 以上です。

2.質疑応答

(問)先日、先ほど大臣がおっしゃいましたように、JXに続いてJFEケミカルの工場でも大気汚染防止法の未測定の事案が発覚しましたけれども、先ほどもお聞きしたのですが、改めて、大臣がこちらの事案をお聞きになったときの率直なお気持ちと、あと、前回は警告書などを出されたかと思うのですけれども、具体的に対応などをお考えでしたらお聞かせください。
(答)正直言うとまた怒りました。この事案を受けて、主要5団体、化学、鉄、電気、紙、セメント等々の5団体に対して、未記録及び虚偽の記録等、公害防止に関する確認・指導を、昨日要請をいたしました。また、全産業について細かい対応をするためにも、この5団体以外のばい煙排出者に対しても、地方自治体を通じて、4月の改正法施行の周知と併せて、自己点検を3月中旬に要請する予定であります。

(問)今日の朝刊の報道で、総理に対して、在日韓国人の方から献金があったのではないかというお話がありましたけれども、大臣の受け止めはいかがでしょうか。
(答)報道があったことは知っていますけれども、詳しい事実関係が分かりませんので、ちょっとコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
(問)それが事実だということが分かった場合の総理の進退については。
(答)報道の中身が分かりませんから、事実関係も知りませんから、コメントはできません。

(問)在日韓国人からの献金に関しては、通名を使うなどされている場合もあるようで。
(答)日本人か外国人か分からなかったと。
(問)はい、制度的に難しいのではないかと。
(答)制度的に難しいと思います、確かに。それともう1点は、何かこの間、「切ない」と言いましたけれども、片方でパーティー券はいいのですよね、あれね。会費ということで。パーティー券は20万、20万、毎年もらって、それで焼肉屋の女性が貯めた5万はいけないとかというのは、どうも事の軽重というわけではありませんけれども、もう1回法律を見直したほうがいいなと。しっかり法律の抜け道というか、そういうのも含めて、法の不備も見直していかなければならないなというふうに思います。

(問)確かに制度上難しいということもあると思うのですけれども、大臣御自身は献金を受ける際に、何か在日外国人の方からもらうのは不正というような。
(答)ほとんど献金ありませんから。

(問)今までの献金について、チェックを、この一連の問題を受けてされたようなことはありますか。
(答)ちょっと今週忙しかったので、来週あたり徹底的に調べてもらおうと思います。ただ、献金があるときは、私に必ず報告があってますから。適正に処理はしていると思います。あまり大きな、たくさんの事例はありませんから。

(以上)

▲Page Top