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大臣記者会見・談話等

松本大臣記者会見録(平成23年3月4日(金))


1.発言要旨

 おはようございます。発言がございます。
 昨日、新潟地方裁判所において、いわゆる新潟4次訴訟原告との間で和解が成立をいたしました。水俣病をめぐる訴訟としては、国と原告との間での初の和解であり、水俣病問題の解決に向けた大きな前進と考えています。ここに至るまで、関係各位の皆さんの御努力及び御決断に心から敬意を表したいと思います。今後は、本和解に基づく支給や地域振興、福祉の充実などに努めてまいりたい。また、特措法において引き続きあたう限りすべての被害者の救済に向けて全力を尽くしていきたいと思います。
 2点目。家畜伝染病予防法の改正案が本日閣議決定をされました。同法案においては、野鳥の鳥インフルエンザ対策が盛り込まれており、これにより家禽の保護が一層図られるものと考えています。環境大臣として、家畜の伝染病疾病の発生予防や蔓延防止のための意見を述べ、また農林水産大臣の求めに応じ、野生動物の監視、その他の必要な措置を講じることが明記をされました。これを受けて、環境省としては、引き続き農林水産省と連携をして、野鳥における鳥インフルエンザ対策を一層推進してまいりたいと思います。本改正案に関しては、民主党の環境部門会議の田島座長を始め、関係議員の御助言、御協力をいただいたところであり、一言感謝申し上げたいと思います。なお、後ほど法案について担当から説明をする機会を設けたいというふうに思っております。
 以上です。

2.質疑応答

(問)先日、新潟水俣病の4次訴訟で和解が成立いたしましたが、3月中に、残りの熊本、近畿、東京の方の訴訟でも和解の見通しということを聞いております。改めて、そちらの訴訟に向かわれる大臣のお気持ちをお聞かせください。
(答)関係者の皆さんの御努力に本当に心から期待をしておりますし、和解に向けて努力をしてまいりたいというふうに思っております。昨年の暮れにお会いをしましたけれども、いろいろなお話を様々な観点からお聞きをしました。

(問)新燃岳の関係では何か新しい報告とか話合いはありましたか。
(答)13回目の爆発からあまりないと思いますけれども、今度、レベルの問題について、ちょっとずつ政府の皆さん、政府の支援チームあるいは地元の人たちと話をされているやに聞いておりますし、土石流、泥流に対しても様々な検討がなされているというふうに聞いております。
 いずれにしても、火山というものの知見というのは、私自身はありませんけれども、様々な専門家の意見を聞いていきながら速やかに対処していきたいと思います。降灰防除地域、避難施設緊急整備地域については、地域を限定をしておりますけれども、指定をしてきたところであります。

(問)新潟水俣病なのですが、先ほどお言葉をいただきましたが、今後、大臣が現地に行かれるとか、具体的な対策、取組がありましたら教えてください。
(答)私は、予算がこれから参議院で始まりますから、できるだけ早く行きたいと思いますけれども、日程の関係でいつになるかということもございます。
(問)慰霊式などの予定はまだないのですか。
(答)そのことはまだ日程に入っておりませんけども、水俣病、5月1日に水俣に行く予定でありますけれども、その前にできるだけ早い時期に行けたらなというふうに思っております。

(問)新潟水俣病なのですけれど、和解の内容で、昭和電工社長には現地に来て謝ってほしいというのがあって、国に対しても適切な対応を、とありますが、具体的にどのような対応を想定されていらっしゃるのでしょうか。
(答)是非、私も早く行っておわびを申し上げたいというふうに思っておりますし、あえてここでそういうことを言わない方が、直接お会いして早くお顔を見たいし、いろいろな意味で、去年もまいりましたけれども、いろいろな経験をさせていただきましたので、それも含めて早くお会いをしたいというのはありますけれども、予算の関係等々がありますので、時間的な制約があります。できるだけ早く行きたいと思います。

(以上)

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