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大臣記者会見・談話等

松本大臣記者会見録(平成23年2月10日(木))


1.発言要旨

 お疲れ様です。発言が四つございます。
 明日2月11日から12日に、新燃岳の現地調査にまいります。1月29、30日も現地にまいりましたが、その後も活発な噴火活動が続いていることなどから、被害状況や対応状況等を把握するために、再度、現地にお伺いしたいと考えています。具体的な行程等は、本日既に記者発表しております。
 また、お手元に「火山灰から身を守るための対策」という青いリーフレットをお配りしております。これは、火山灰による健康被害が懸念されることや、除去作業中の転落事故が相次いでいることなどから、防災科学技術研究所の協力を得て作成をしたものです。関係自治体へ配布するとともに、内閣府のホームページからもダウンロードできるようにしております。各報道機関にも周知に御協力いただければ幸いです。
 次に、ベースメタル・貴金属・レアメタルといった有用金属を含む小型電気電子機器のリサイクルが行われていないことは、循環型社会形成の観点から大きな課題であります。昨日、樋高大臣政務官からもお知らせしましたが、小型電気電子機器リサイクル制度及び使用済製品の有用金属の再生利用の在り方について中央環境審議会に諮問し、制度化に向けて議論を開始することといたしました。3月末から審議を開始し、本年末を目途に取りまとめを行いたいと思います。審議会で十分に御議論いただいた上で、法制化も念頭に、実効性あるリサイクル制度を創設したいと考えております。
 3点目。2月11日から12日まで、樋高環境大臣政務官が韓国のソウルに出張する予定です。当地では、気候変動問題やグリーン成長等について、韓国政府要人等と意見交換を実施します。本件出張の詳細については、別途貼り出しております。
 伊豆諸島鳥島のアホウドリのヒナを小笠原諸島聟島に移送し、新しい繁殖地を形成する事業におきまして、平成20年に聟島を巣立ったヒナ1羽が聟島に戻ってきたことを本日山階鳥類研究所が確認をいたしました。今回のヒナの帰還は、新しい繁殖地の形成に向けた第一歩であり、大変喜ばしいことであります。本事業の中心となっている山階鳥類研究所を始めとする関係者の御努力に感謝するとともに、引き続きアホウドリの絶滅回避のための取組を進めてまいりたいと思います。詳細は、後ほど貼り出しを行います。
 以上です。

2.質疑応答

(問)韓国に樋高政務官が行かれて、気候変動のお話をされるということなのですが、韓国は京都議定書で削減義務を負っていない立場で、片や経済成長を非常に続けている国で、日本と非常に近い距離にもあると、そういう国に対してどういうことを求めていくのかなと思いまして、大臣のお考えをよろしくお願いします。
(答)韓国も随分経済成長しましたし、そういう意味では、共通の課題も、私も気候変動と生物多様性は同じ大臣でありますので、いろいろ意見交換をしてまいりましたし、生物多様性では大変お世話になったということで、これからCOP17に向けても、またいろいろなお話はたくさんあると思いますし。政務官は、イ大臣とは会いませんけれども、大統領秘書官とかそういった人たちと、グリーングロースというか、そういうことで話をされるということで、私も興味深く見守っています。

(以上)

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