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大臣記者会見・談話等

松本大臣記者会見録(平成23年2月8日(火))


1.発言要旨

 おはようございます。まず発言がございます。防災の関係で。
 5日の日に、大雪被害に係る現地調査のため、新潟県に行ってまいりました。知事や、地元の9市町から、大雪による被害について説明を受けて、現地の状況について見てまいりました。県内の死亡者数が24人ということで、この冬の大雪による被害としては全国一の犠牲者を出しております。私が入りましたのは、魚沼市の入広瀬の穴沢というところへ行きました。積雪が4mを超えて、地元住民、災害派遣の自衛隊部隊、ボランティアの方々が支えあって、励ましあって除雪作業を行っておられました。私も、激励の言葉をかけてまいりました。18年豪雪を上回る積雪に加えて、被害も増大しておりますので、政府としても今後も速やかに対応して、適切な措置を図ってまいりたいというふうに思っております。
 以上でございます。

2.質疑応答

(問)週末なのですけれども、エコポイントについて算定がずさんなのではないかというような報道があって、環境省の担当者がその算定の根拠となるような資料を廃棄していたという報道があったのですが、大臣のお考えをお聞かせください。
(答)粗い試算であったことは事実であります。
(問)粗い試算であったというのは、それは、もう少し砕くと、95年が算定の基準……。
(答)95年製のものから、単純に同サイズの製品に置き換わる仮定に基づいた、粗い試算であったということは事実だというふうに思います。
(問)資料が、もう既に廃棄されているという。
(答)はい。そのことについても、資料が散逸したのは事実であります。私の方からも、資料管理の徹底を図りなさいということも指示しましたし、当初の試算の復元も行ったというふうに聞いております。

(問)今のエコポイントですけれども、それによって、エコポイントの政策効果については無かったということになるのでしょうか。
(答)いや、無かったということではなくて、まだ引き続き、ずっと追いかけて調査といいますか、続けてまいりたいというふうに思っております。2009年が冷夏で、そういうこともありますし、去年のこともまたありますから、また引き続きやってまいりたいというふうに思います。
(問)そうすると、エコポイントによるCO2削減効果はあったのでしょうか。
(答)あったと思いますけれどもね、当然。

(問)新潟の豪雪に関してですが、地元の方から、要望ですね、空港の除雪ですとか、克雪住宅ですとか、いくつか出されて、それを大臣が持ち帰って検討したいということだったのですが、何か具体的に、この分野で着手するとか、検討を指示したとか、そういうものって何かありますか。
(答)もう1時間以上お話を聞いて、もうすべての事を全部各省庁に、土曜日に行きましたから、月曜日に報告は全部してまいりました。それぞれ、雪退けの話とか、空港の話もありましたし、災害救助法の延長の話とかいろいろな話があって、できたことは、例えば延長の話とかそういうのはありますし、具体的に言うといろいろなことがあるのですよね。要援護者に対する相談窓口の費用を出してくれとか。
 いろいろな話を聞いたので、正直、精査をしていきながら、各省庁には皆投げました。それと、持ち主の分からない建物があって、そこは雪退けができないとか、建物の、もう持ち主がいなくなったとか、何かもう使われていないペンションがあって、そこの雪退けはどうしたらいいのだろうとか。まず私有財産ですから。そこのところも投げています、いろいろなところに。

(問)大臣御自身が、対策の必要性を特に感じた項目とかってありませんか。
(答)やはり、私は初めてとにかくああいう大雪を見たので、これは除雪というのは大変だなという思いはしました。ですからそこは、何とか国の方でお手伝いをしていかなければならないなというふうに思いました。それとやはり、安全に気をつけてくださいと。もうとにかく、二次災害というのだけはお気をつけくださいと、これはいつも言ってますけれども。そこのところがちょっと印象的でした。24人亡くなられているというのは、確か18年豪雪の時、全国で152人亡くなったというふうに聞いておりますけれども、それにしても一つの県で24人は多いなというふうに思います。しかも、雪に慣れている人たちが、雪対策をずっとしている人たちが。だからある意味では、そこのところの、高齢化している地域での防災と、減災ということを、もう1回ちょっと事務方と検討していきたいなというふうに思います。

(問)除雪の支援というのは、例えばマンパワー的な自衛隊の方とか、あるいはその除雪費の不足分交付とか、そういったことを指しているのでしょうか。
(答)はい。それもありますし、自衛隊も第2普通科連隊の方々が一所懸命やっておられたし、ボランティアもやっておられたし、またそういうことも含めて、国土交通省あるいは様々なところと、対策を行ってまいりたいというふうに思います。

(問)昨日までに雪の死者が100人を越えました。18年豪雪以来の数字だと思うのですが、特にその中でも高齢者の数が相当な割合を占めています。今週末にかけても、また大雪の被害とかも予想されていますが、早急に、高齢者の、除雪中に亡くなる被害というのは減らさないといけないと思うのですが。
(答)それはずっと言い続けております。もう去年から、雪退けの時は2人以上でやってくださいよ、命綱とヘルメットを着用してくださいよ、あるいは、梯子は固定してくださいよということを言っております。改めて広報もこの間やりましたけれども、18年豪雪から5年ですよね、だから5年高齢化しているということに対する防災をどうしたらいいのかと。5年間、ある意味では、あまり大きな雪がなかったということもあって、そして18年豪雪に比べて負傷者が多いのですよね。びっくりするくらい負傷者が多い。ということも、ちょっと精査をしていきながら、防災とか減災とかと、そして高齢化ということも含めて、ちょっと学んでいきたいなというふうに思います。

(問)週末に愛知県知事選と名古屋市長選があって、民主党の推薦候補が敗れてしまったと思うのですが、この敗因についてどのようにお考えでしょうか。
(答)ちょっとコメント控えさせてください。市長候補は仲良しでしたから。

(以上)

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