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環境省大臣記者会見・談話等>政務三役会議後記者ブリーフ要旨

大臣記者会見・談話等

政務三役記者ブリーフ会見録(平成22年12月22日(水))


1.発言要旨

(副大臣)年の瀬も迫ってまいりまして、税制改正大綱のこと、また予算のこと、いろいろなことを総括をさせていただいて、COP10、COP16もありましたけれども、そうしたことを総括をさせていただいて、しっかりやっていこうということをお話をさせていただいたということであります。
(政務官)私の方から1点だけちょっと発言をさせていただきます。かねてから予告をさせていただいておりましたけれども、環境教育、あるいは普及啓発の在り方を考える検討チームを立ち上げをさせていただきます。大臣、副大臣の御了解もいただきまして、不肖私自身が、リーダーを務めさせていただきたいというふうに思っております。このチームは省内の関係者に加えまして、外部の有識者の方にも加わっていただいて、今後の環境教育・普及啓発の在り方をゼロベースでもう一度考え直してみましょうと。場合によっては他の役所、例えば文部科学省さんとの連携も視野に入れて行ってまいります。その外部有識者の方は、今選考中でございまして、了承を得られ次第、来年の1月に第一回目の会合を行ってまいりたいと。特に私の強い希望で、女性や、若い方に入っていただこうという、ちょっと予定もしているところであります。また、その成果につきましては、半年後ぐらい、来年のゴールデンウィーク、5月か6月か、ぐらいまでをめどにまとめさせていただいて、再来年度の重点施策に反映をしていきたいということでございます。釈迦に説法でありますが、環境教育、環境についての意識を涵養するということが、日本の環境政策を推進する大きな柱の一つになると確信をしておりますので、しっかりとした議論を行ってまいりたいというふうに思っております。
 こちら側からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)鳥インフルエンザ、出水で出ていますけれども、そちらの方の今後の対応などを、ちょっと教えていただければと思うのですが。
(政務官)鳥インフルエンザにつきましては、出水の方に亀澤野生生物課長を、現地に派遣をさせていただきました。で、まだ強毒性かどうかは判明をしていないということでありますけれども、もしそれが判明しました時には速やかに発表をさせていただきたいと思っております。鹿児島県、あるいは関係省庁とも緊密に連携をとって、適切に対応をし、万全を期していきたいというふうに思っております。

(問)今回の鳥インフルは、絶滅危惧種であったりとか、文化財保護法にかかってきたりする地域であったりとか、特殊な状況が多いと思うのですけれども、これらについて何か特別な対応をとられるような可能性はあるのですか。
(政務官)文化庁さんが所管の役所でございますので、特にツルは、文化庁さんともよく連携をとらさせていただきながら対応をしていくということであります。
(問)ナベヅルが絶滅危惧種であるという点に関しては何か。
(政務官)これはまず、強毒性なのかどうかをまず判明するのをしっかりと見守っていきたいなというふうに思いますけれども。

(問)普及検討のチームの方ですけれども、検討は公開でやるのですか。議論の様子なのですけれども。
(政務官)それも含めてこれから考えて行きたいのですけれども、その準備会を、早速今日ちょっと、私がやってみたいなと。まず、あくまで省内でありますし、まだ有識者の方はこれからでありますけれども。どういう形が良いのか、それも会議次第ですけれど、例えば来年の6月に結論を出すとしたら、3月ぐらいに一つの、一定程度の中間報告みたいなのが出来ればなというのが一つのイメージでございます。
(問)政務官、これは24年度予算への反映を。
(政務官)そうです。再来年度ですね。ですから、我々政務三役で再来年度の予算まで、今、一所懸命頑張ろうと。誠実に頑張ってまいりますので。それは別に予算を獲得するという次元も、もちろんゼロではないのですけれども、本当に環境政策、日本の環境施策を推進させるためには、この環境教育とやはり普及啓発は、基本中の基本であろうというふうに思っておりますので。チーム樋高で頑張っていきたいと思います。

(問)議題の立て方や議論の方向性についてですけれども、かねてから、環境教育を学校教育の中で教科化するかどうかというような議論が出たり引っ込んだりということが続いてると思うのですが、その辺りの議題は。
(政務官)ありとあらゆる環境教育に関することについては議論してまいりたいと思います。御案内のとおり、今、議員立法でも、環境教育に関する法律、改正がなされようとしている部分もありますけれども、一方で、学校現場だけではなくて、地域教育あるいは企業においての教育、あるいは小学校に入学前までの幼児教育も含めて、ありとあらゆる角度からゼロベースで、新しい理念なり、一つのターゲット、理念を生み出していきたいなと。環境省から日本中に、そして全世界に発信をするくらいのものを生み出せたらなというふうに思っています。たまには明るい話題で。

(問)ちょっと重なるかもしれないのですけれども、現段階で樋高さんが現在の環境教育に対して感じている課題というのは、どういった点なのでしょうか。
(政務官)様々あると思いますけれども、一番のことは、私ども、ちょうど中年以上の年代は、幼少のころに自然と触れ合うということが当たり前のようにあって、自然を大切にするという気持ちがずっと知らないうちに育まれていたのですけれども、今は残念ながらそういう状況になくなってきつつありますので、やはり若い時に自然体験をしていただくことが、その人格形成にあたって、ものすごく将来を左右すると。ある学術データによりますと、それは必ずしも検証されているわけではないのですが、自然との体験が多い子どもほど品行方正というか、思いやりのある子どもが増えているというデータもありますし。
 一方で、私この間まで法務委員会の理事をやっていて、いろいろ調べたのですけれども、外国などで、矯正教育、いわゆる刑務所の中で、子犬を飼うのですね。子犬の世話をすることによって、その後、再犯率が下がったというデータがあるぐらいでありますので。ですから矯正教育といったら、それは法務省まで係わってきますし、企業教育といえば経産省にも係わってきますし、もうありとあらゆるジャンルに向けて、これはもう、別に環境省の予算を獲得しようという思いではありませんので。本当にこの国の未来を憂いての、そしてむしろ環境省が日本の政策をリードするという思いでの立ち上げでございます。
(大臣)世の中、中年っていないんだぜ。49になったら50から中年と思うらしい。50になったら51からと思うらしい。そして老人になってしまう。だから中年っていない。

(問)鳥インフルエンザの件ですが、1羽が強毒か、今分析中で、判明すれば発表されると。で、残り3羽についても、陽性が簡易検査で判明されていると思うのですけれども、それの分析がどうなっているのかということと、それとあと、今後、強毒性と判明した場合、具体的な、警戒レベルを上げるですとか、そういう対策は何か具体的にお考えかお聞きしたいのですが。
(政務官)まず、御案内のとおりマニュアルというのがありまして、私自身、御案内のとおりこの間、一番最初、安来市、発生してから1週間以内に現場に私が行ってきたものですから、今回も、まずは強毒性であれば、それにしかるべく対応した対策をしっかりとすぐに講ずるという見通しになると思いますけれども、検査というのは科学的にやっている話でございますので、急いでやって間違った判断をするわけにいかないものですから、しっかりとした判断をしていただくことを、こちらはお待ちをさせていただいているというのが実情でございます。
 発表すべきことになりました時には、プレスリリースを速やかに、また貼り出しもさせていただきますので。

(以上)

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