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環境省大臣記者会見・談話等>政務三役会議後記者ブリーフ要旨

大臣記者会見・談話等

政務三役記者ブリーフ及び副大臣・大臣政務官記者会見録(平成22年4月22日(木))


1.発言要旨

(大臣)政務三役会議の御報告で何点か皆さんにも申し上げたいと思います。
 まず1点は、4月28日でありますが、時間は5時40分からですが、E10対応ガソリン車の開発、市場導入準備に係る国内乗用車メーカーへの要請という話をしたいと思っています。もう皆さん御案内のように、E3をずっとやっているわけでありますけれども、とにかくE10まで拡大をしていきたいと思っておりまして、ついては各メーカーの皆さんに来ていただいて、トヨタ、ホンダ、日産、スズキ、ダイハツ、マツダ、富士重工、三菱という予定でありますが、環境省として、是非積極的に開発を進めてくれと。で、進めてくれるところはバンバン予算をつけたいという話をしようと思っています。
 それから4月28日の1時から、環境ビジネスウィメンとの懇談会を行います。これはもう皆さん御承知のとおりだと思います。環境で頑張っていただいている女性の皆さん方との懇談会ということでございます。
 それから3番目が、昨日、政策会議で要約版を発表させていただきました環境経済成長ビジョンを、来週の月曜日に正式発表させていただきたいと思います。内閣府に提出をした後に、大谷政務官の方から発表を、ピシッとさせていただきたいというふうに思っております。とりあえず以上のことを確認をいたしました。
 あと私の方が、5月1日の日程をという皆さんからの御要望があって、私と副大臣の水俣の犠牲者慰霊式への出席日程でございます。また後ほど貼り出しますが、朝、羽田を出て、水俣病の情報センターあるいはまた水俣病関係団体との懇談、それから慰霊式にもちろん参列をさせていただいて、申請窓口の開設式を行って、あと記者会見をして帰ってくるという日程でございます。貼り出しをさせていただきたいと思います。以上です。

2.質疑応答

(問)E10なのですけれども、この時期の開発要請ということは、どのような背景でこの時期になったのですか。
(大臣)この時期ということもないのですけれども、色々成長戦略とか議論をしている中で、そういえばそういった話をやってみようということであります。今までそういった機会は直接は無かったということなので、御足労いただくのは恐縮なのですが、来ていただいて、私から本当に直接強くお願いをしたいと思っています。

(問)あと、成長ビジョンですか、これは昨日の骨格から更に例えばいろいろな数値とか、具体的なものが入ったものが公表されるというふうな理解でよろしいでしょうか。
(政務官)どこまで具体的かは別にして、昨日のものよりはもうちょっと膨らました形で報告をさせていただこうと思っています。

(問)E10に関してなのですが、石油業界などからETBEの方を推すという声もいまだ根強いかと思うのですけれども、そちらとの関係性というか調整というのは。
(大臣)E10の方で環境省はしっかりやるという意思表示であります。

(問)経産省との調整なんかも今回の要請に関してはされているのですか。
(事務方)経産省もE10は増やしたいと言っています。今回の要請まで相談していませんが、これは別に必要ないと思っていますし、E10でやろうという方向は合っていると思います。

(問)直接混合方式だと、E3、E10ですね、もととなるガソリン供給が受けられないというような、そういう業界事情があるようなことも昔ちょっと聞いたことがあるのですけれども、そういう石油業界への要請みたいなものというのは今後お考えでしょうか。
(大臣)今は直接は考えておりませんけれども、さっき申し上げたように、環境省としてはE10を頑張るということを示すことによって、石油業界の皆さんも是非それを受け入れていただきたいという思いです。

(問)E10に対応するための車の、自動車の部分の開発ということですか。
(大臣)そうですね。明日、中環審の自動車排ガス専門委員会もございまして、そこでも、そういったいろいろな議論をしていただくことになっています。

(問)具体的にそのE10を入れるために、何かしらの開発が必要になるのですか。
(政務官)ガソリンの通り道が、E10ガソリンだと腐食する可能性があるので、そこの部分をE10対応のものに換えるだけで、技術開発はほとんどいらないと思います。

(問)そこの部分を換えて……
(政務官)そこの部分を、E10入れても腐食しないような材料に換えておいてもらうということです。

(問)明日、議論になるということだと思うのですけれども、いわゆる排ガスの部分、その点は問題無いというふうに判断されているのでしょうか。
(副大臣)排ガスの基準と、それから燃料規格についての基本的な考え方を示していただけるというふうに、今聞いておりますので、その点についても一定の方向性が示していただけるのではないかと思っております。

(問)昨日の今日でちょっとお伺いしたいのですが、舛添大臣のですね、新党の参院選への影響というのは、どういうふうな形であるのか御所見をお伺いしたいのですが。
(大臣)個人的には僕、舛添さんとすごく親しくて、片山さつきとの結婚式の、僕が司会をした人間でありますので、大変親しい。いろいろと心配をしておりますけれども、私が心配をするくらいに、なかなかあまりうまくいかないのではないかなというふうに思っておりまして、ただ、従来から申し上げているように、今回の参議院は本当に、民主党としては、何とか単独過半数で足腰を強化したいという思いの中でやる戦いでありますので、一つでも二つでも削っていかれるというのは大変きついと。そういう意味では、大きく、今の話であれば、伸びる可能性はないと思いますけれども、一つでも二つでも削られることは厳しいというふうに思います。

(問)水俣なのですけれども、5月1日に申請窓口の開設式ということですが、これはどこにどのような形のものを予定していらっしゃいますか。
(副大臣)水俣病の情報センターの方で窓口を開設するということで、今、式の準備をしているところでもあります。慰霊式の式典が終わってから、そちらの方にということで、流れたいと思ってはいるのですけれども、まだ詳細については詰めておりません。
(問)それはずっとそこに置くということではなくて、セレモニー的にということですか。
(副大臣)まだちょっとそこは、ごめんなさい、この段階では。

(問)総理の出席の日程というのは、その後どのような感じでしょうか。
(副大臣)今、官邸主導ですので、私どもの方では慰霊式に出席いただくようにということしか分かってないのですけれども、まだそれについての詳細についても、まだ官邸の方からは、正式には私どもの方に来ておりません。

(問)出席するというのは決まったのですか。
(大臣)いいえ。それも含めて、今までと同じです。

(問)先ほど、E10に予算をバンバンつけるとおっしゃいましたけれども、どのくらい。
(大臣)つけたいです。

(問)話が変わって恐縮なのですけれども、事業仕分けの第2弾がいよいよ明日からスタートするということで、環境省は環境再生保全機構というのが対象になっていると。仕分け人に対して正当性というか、そういった部分、どのように主張していかれるのか御所見をお伺いしたいのですが。
(副大臣)月曜日に仕分けの対象として、私が今度は説明員として、出席をさせていただく予定をしております。今日までの環境保全機構の経緯でありますとか、また例えば、東京大気の裁判の経緯でありますとか、また石綿、アスベストのいわゆる特措法に基づいた形での救済の状況であるとか、いわゆる健康被害、公害に起因をした形での、被害者との窓口を果たしてきた役割等々、そこは事実をしっかりと報告、説明をさせていただきたいと思っています。現に今、天下りが役員として入っているわけでもありませんし、そういう意味では、無くてはならない機関だというふうに私は認識をしておるところであります。疑問であるとか、不透明に思われる部分がありましたならば、そこは丁寧に御説明をさせていただき、御判断を仰ぎたいと思っています。

(問)事業内容と具体的な成果との因果関係が不明確だという指摘があると思うのですけれども、それについてはどのような形で御説明されるつもりですか。
(副大臣)内容等々もそうなのですけれども、そもそもの前提ですね。何のために基金が作られたのか。国の責任を示すという点から積み上げてきた部分。また和解協議の中での政治判断として、東京都の方に60億でしたか、まわした部分等々がやはりあります。そういった事実関係もやはりきちっと御説明をさせていただいた上で、いわゆる被害者団体の皆さんとの、いわゆる約束事といいますか、現在行われている予防事業等々の成果も含めて、そこは丁寧に御説明をさせていただけますならば、理解をいただけるものと思ってはおります。

(問)月曜日は何時ごろからかというのは、もう決まっていますでしょうか。
(副大臣)確か夕方でしたかね。
(事務方)4時25分から5時までと聞いています。
(副大臣)国交省の都市機構の後にうちがきます。その後に、国立博物館関係の文科の方に行きます。35分程度だというふうに聞いています。
(事務方)はい。一番短い時間になります。

(以上)

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