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環境省大臣記者会見・談話等>政務三役会議後記者ブリーフ要旨

大臣記者会見・談話等

政務三役記者ブリーフ会見録(平成22年1月27日(水))


1.発言要旨

(大臣) 今日、御報告をすべき話は、経済成長ビジョンを6月までに、また更に詳しくということでありますが、その経済成長ビジョン策定に向けて、政務官をヘッドとする環境省の中のチームを編成をいたしました。環境政策をしっかり新成長戦略にインプットしてまいりたいと思っています。とりあえずそれだけです、御報告案件は。

2.質疑応答

(問) 昨日、日本の方もUNFCCCの事務局の方に、日本の目標の方をもう既に提出していて、他の国では提出しているところがいくつかあるかとは思うのですけれども、韓国なんかも出しているということなので、もし把握している中で、他の国との関係でも含めて日本が出した目標について、どういう風に考えていらっしゃるのかお考えを教えてください。
(大臣) もう既に受領したというメールは入ってきておりますので、間違いなく事務局の方には届いています。あと韓国とどこでしたっけ。
(事務方) 韓国とノルウェーです。
(大臣) ノルウェーが出しているというのが、いわゆるホームページ上で出ているようなので、ということですね。
(事務方) はい。
(大臣) ホームページ上でそういう確認ができると。条約事務局の方は31日まで、きちっと待ってからでないと、条約事務局としての報告はできないという言い方だけれども、ホームページには来た順に載っているという意味では、韓国とノルウェーが載っているということのようです。

(問) 日本はやはり先進国の中では早かった。
(大臣) 早かったということですね。ちょっとその辺は条約事務局に、正式に向こうの返事がこないと分かりませんけれども。今のところ、ホームページを見る限りは。
(問) それはやはり早い方がいいという風に。
(大臣) 昨日、会合の中でというか、会合が終わった後で、正確に言えばそうなんですが、総理と外務大臣と話をして、「いつ出すんですか」と総理がおっしゃるので、私が「早い方がいいんじゃないですか」と申し上げたら、岡田さんは「もう、すぐ出しますよ」と、「それの方がいいよ」と、そういう話です。それは各国に、昨日も総理が言ったように、背中を押していくという意味をするためには早い方がいいという判断です。

(問) 前提条件の表現ぶりなのですが、公平かつ実効性のあるという風にありますけれども、改めて、直嶋大臣が公平性についておっしゃられた意見というのは、かいつまんで言うとどういう御意見で、反映されたのかどうかは。
(大臣) 言葉で言うと、そこはよく覚えていませんけれども、そこのところをもう少し、でも具体化まで言っていないんですけどね。直嶋さんの、手元にある?
(事務方) すぐには出てこないかもしれません。
(大臣) では、ちょっと待ってください。
昨日の閣僚委員会では、そのことは全く出ませんからね、閣僚委員会の席では。その前の関係閣僚の中で話が行われたということですから。

(問) 25%削減については、達成の見通しがほとんど明示されないままやるということに対する産業界等の危惧があると思いますけれども、その辺どうお考えですか。
(大臣) 前回の京都議定書が決まった時の経緯を思い出していただくと、京都議定書が決まってから、いわゆる対策法案ができるまで、4月の28日ですか、時間がかかっていて、その後今度ブレークダウンした大綱ができるのが6月ですからね。ですから、そういった意味におけば、この間のCOPで最終的にどういう結論になっていくのかという話も見極めながら対応してきて、その間できうる限りのいわゆる補正あるいは本予算の作成等行って、そして3月にだいたいのロードマップも含めて基本法を出すというペースは決して遅くないと思っています。

(問) その中で提案は明示的に明らかにしていくと。国民の前にということですか。
(大臣) したいと思っています。もう来週から議論を始めますので、副大臣級会合を、とにかく1日も早く開いてくださいという話を内閣官房の方にはお願いをしてありますので、そこでは環境省のそれなりの案を出させてもらいます。ただ、その時に環境省案として皆さんに提示をすべきか、しばらくそこは揉んだ後、示した方がいいのかは、そこの場面で関係閣僚とよく相談をしながらやっていきたいとは思っています。

(問) 今おっしゃった環境省案というのは、基本法に関する環境省案ですか、それともロードマップですか。
(大臣) 両方です。
(問) 特にロードマップの方というのは、イメージとしてはどんなものになるのでしょうか。25%の内訳の行動を示してどういう風になるのか具体的なイメージは。
(大臣) 内訳のところは、どういう風に提示をしていくのか、一番やっぱり革新的な部分なので、この間も総理、直嶋大臣、私で、仙谷さんも居たかな、若干の意見交換をしましたけれども、そこがもっとも革新的な話になりますので、もうちょっと対応ぶりに関しては皆さんへの発表は待っていただけませんでしょうか。

(問) 4つのワーキンググループを作って検討するように伝えられていると思いますが、それぞれからは積み上げというのが出てくるということでしょうか。
(大臣) かなり出てきていただいているという風に聞いています。まだ僕もトータルで全部見せてもらっていませんが。
(問) それは削減の数値の、何%削減できそうだと、そういうことまでですか。
(大臣) はい。だと思います。

(大臣) これ、表に別に出ているわけではないので、また皆さんの方から経産省の方に問い合わせもしてもらって、僕の方で発表するというのも変な話なのですけれども。
(問) ざくっと概要をちょっと言ってください。
(大臣) ざくっと概要ですか。国際機関による指標等の様々な指標をなんて、何か変な日本語になっているな。そういうような文言を使いたいということですね。いわゆる指標とかですね。
昨日も申し上げましたように、そこの判断はですね、これにしたって別にかちっと国際的指標を何を使うかとか、そういう話が明示されているわけではありませんし、そういった意味では、これにしてもやはりどちらかというと、ある意味では幅広い話し方になっているので、そういった意味では、あえてこの段階でいろいろまた変えたりすると、見る人によっては後退したとか、そういう風に見られることは決して得策ではありませんねという判断で元々の表現で統一して発表させてもらったということです。

(問) 想像する質問ですけれども、限界削減費用のことをあえて強く言っているという、そういう意味合いなのでしょうか。
(大臣) 経産省ですから、そういうことを意識しているかもしれませんが、でもそういう言葉はないんですよ、具体的に。「限界削減費用」とかいう言葉は一切ないのです。国際的な指標を云々というような、そういう言葉だから、それすら何のことを言っているのかは分からないのです。

(問) 文案に盛り込む案としておっしゃったのか、こういう考え方を盛り込もうとおっしゃったのかというのは。
(大臣) 文案に盛り込む案ですね。
(問) 直接、文案にこういう表現を入れてくれという言い方をされたのですか。
(大臣) 本当に直嶋さんもよく頑張るなあと、そう思いますね。

(問) 金曜日の会見で、沖縄県の米軍によるヘリパッドの建設に反対する住民が大臣に環境調査をするようにと申し入れを行ったと思うのですけれども。
(政務官) 私が受けました。
(問) その後確か、どこかの記者さんが金曜日の会見で質問されて、「またそれについては改めてお答えします」という形だったと記憶しているのですが。
(事務方) 予算委員会があったもので。すいません、まだ御報告できていません。
(政務官) 私は御意見を伺いましたが、取り上げて何か御報告できるところにはまだ至っていません。

(問) 閣議が夕方になったというのは、私はちょっと、以前そういうことがあまり、ほとんどなかったと思うのですが、それは何かどういう理由で午後にしているのでしょうか。
(大臣) 昨日ですか。昨日はおそらく国会との関係で、朝だと、昨日は結構長い閣議でしたから、1時間半の閣議でしたから、朝だとものすごく早くなってしまうということもあって、所信表明の読み込みをやりましたから、どうしてもそのくらいの時間が必要だということだったと思います。別にそこは他意はないと思います。時間を長く取れるのはあそこしかないということじゃないでしょうか。

(以上)

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