本文へジャンプ
ここから本文
環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

小沢大臣記者会見録(平成22年8月6日(金))


1.発言要旨

 閣議後会見、申し上げたいと思います。私から1点御報告をいたします。幹部人事について御報告をいたします。8月10日の閣議において承認を得た上のことでありますけれども、これが前提ということでありますが、環境省の幹部職員を異動させたいと思います。今回の異動については、この年末に向けた間、地球温暖化国内対策、生物多様性条約締約国会議、水俣病問題への取組など課題が山積しているので、小規模なものになっています。
 具体的には、竹本和彦地球環境審議官の勇退を認め、後任に、南川秀樹大臣官房長を充てることを内定しました。南川氏については、国内外にわたる地球環境政策に総括的に取り組んでもらいます。また、南川大臣官房長の後任には、谷津龍太郎廃棄物・リサイクル対策部長を充てることといたしました。これらについては8月10日付の閣議で御了承が得られたら、同日付で発令いたします。
 なお、小林光環境事務次官及びそれぞれの担当局長については、この年末に向けた間の課題に取り組んでもらうため、留任させることといたしました。また、退任する竹本氏については、参与に任命し、地球温暖化問題等の国際交渉に当たって、広い見地から助言してもらうこととしております。
 あわせて10日付けの部長・審議官級の人事についてお伝えいたします。谷津廃棄物・リサイクル対策部長の後任に、伊藤哲夫水環境担当審議官を、伊藤水環境担当審議官の後任には、関荘一郎大臣官房付を充てることとしました。さらに、小林正明大臣官房審議官を米国へ派遣し、森谷賢大臣官房審議官を関東地方環境事務所長に充てることとします。森谷氏については、本省に併任とし、引き続き地球温暖化問題等の国際交渉も担当させることとしています。
 その他、清水康弘独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構・NEDO京都メカニズム事業推進部長、梶原成元大臣官房会計課長を大臣官房審議官に昇任させることとします。
 また、先日内閣官房で公表された各府省幹部職員の交流人事として、総合環境政策局を担当する三好信俊大臣官房審議官を国土交通省に出向させ、その後任に国土交通省から受け入れます。
 略歴等の資料については、この会見後に事務方より配布をいたします。とりあえず、私からは以上です。

2.質疑応答

(問)今日、AWG最終日を迎えておりますけれども、何か進展等について報告は上がっておりますでしょうか。
(答)残念ながら、今のところ進展という報告は受けておりません。いずれも、LCAもKPの方も、引き続き議論が行われていくということでございます。

(問)先ほどおっしゃられた幹部人事ですけれども、随分他省庁に比べて遅くなったなという印象がございます。これは何か理由があるのでしょうか。
(答)一つは、そんなに遅いとはまず思っていなくて、10日付はあと国土交通省と外務省ですか。あ、外務省はもう少し後になりますね。ということもある中で、私自身、外遊していた時の人事検討会議ということもありましたので、そこは、帰って来てから、我々として対応もしたということでございます。

(問)臨時国会で、菅首相が予算編成について、予算編成過程での野党との協力ということを言及されました。ちょっと異例かと思います。これについて、どのように思われますでしょうか。
(答)率直に言って、どういうことが進むのか見えないのですが、ただ、これに限らず、全てのことがちょっと分かりませんので、可能性の一つとしてそういうことはあり得るということは、私もそうなのだろうとは思います。動かしながらやっていくということではないでしょうか。

(問)AWGですけれども、やはり進展が見られないというような報道も既に出ておりますけれども、改めて今回の位置付けというか、成果を見ての御感想は。
(答)率直に言って、なかなか今のやり方を進めていっても進展は難しいだろうなというふうに思います。それは私は一貫して言っている話で、少し、協議の仕方を含めて、かなり抜本的に変えないと難しい。だけれどもそれは、恐らく今度のCOP16を経た後の話になるのではないでしょうか。ですから私としては、エスピノサさんを含め、あるいはまた、これまでのデブアさんに対しても意見は申し上げてきましたけれども、今のやり方を進めていてもなかなか生産的な話にならない、そういうことだと思います。

(問)火曜日の日に、民主党の環境部門会議で、環境省の23年度予算のたたき台といいますか、重点分野が示されたと思うのですが、大臣としては、改めてどういうところに力を入れていきたいとか、そういうのは。
(答)まず一つは、やはりロードマップを実現していく、そのためのバックアップができるもの、そういう意味では日々の暮らしの温暖化対策の推進。それから後、地域での取組、これの推進。さらにはまた、水を始めとする廃棄物、静脈メジャー、そういった産業の育成並びに国際関係への連携。そういったところは、私としても大いに関心が有る、頑張りたいところだと思っております。

(問)幹部人事についてですけれども、政権交代してから初めての大きな幹部人事だと思いますけれども、今回改めて、大臣としてどういうところに特に、政治主導での幹部人事としての意欲を発揮されたかというのをお願いします。
(答)先ほども申し上げましたように、この秋はCOP10、それから、いわゆる基本法の、大変厳しい政治環境の中での成立、それからCOP16という話が目白押しになる。水俣の話も最終的な取りまとめに向かっていく、こういう時期ですので、そういった意味では、いろいろ幹部の皆さんとも相談をさせていただきましたけれども、小林次官は慣れておりますし、全体を見渡していただきますので留任をいただいて、南川官房長をフロントに上げて、ツートップで頑張るという体制を取らせていただいたということだと思います。で、各局長は、そういった意味では、替えるには少し心配もあるので、目の前の大きな、そういったことに対して、そこは全て残留させたということだと思います。

(問)先ほど、年末にというお話がありましたけれども、それこそCOP16が終わってから、また動かすということになり得るのでしょうか。
(答)十分あり得ると思います。

(問)官房長に、技官・谷津さんが入るというのは、たぶん環境庁始まって以来初めてだと思うのですけれども、その辺の選定の理由といいますか、その辺りについて。
(答)私は過去の経緯は分かりませんけれども、適材適所、そのことに尽きるのではないでしょうか。どこの出身というようなことはよく分かりませんが。
(問)その辺にはこだわらないということでしょうか?
(答)ええ。適材適所、ということだと思います。

(以上)

▲Page Top