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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

小沢大臣記者会見録(平成22年3月16日(火))


1.発言要旨

 まず私からは閣議関係の報告として、生物多様性国家戦略2010を閣議決定いたしました。これは基本法に基づく初めての戦略となります。COP10の日本での開催も視野に国内外の取組を充実させていただきました。関係閣僚に対して政府一体となった施策の推進に協力を要請したというところでございます。この国家戦略に対して、総理から発言がございまして、今回のトキの問題、後ほどまた御報告しようと思っておりますが、この今回の問題を踏まえた記述を追加するように御指示がありまして、今、内閣官房の方でどういった手続きでできるのかを含めて検討していただいております。環境省としては、中身の点は早急に対応したいと思っております。国民の皆さんの大変関心が高いところでもあって、今策定するにあたってはそういうところも踏まえるべきという御指摘でありました。
 それから、そのトキの問題でありますけれども、3月14日に私が現地に出張してまいりました。トキ野生復帰ステーション、順化ケージ等の状況を視察してきたところでありまして、まず私から今指示しておりますことは、構造上の問題の原因を究明すること、管理体制の調査・検証をしっかり行うこと、侵入経路を特定すること、繁殖ケージも含め、再発防止のための措置や体制について万全を期すこと、今回の事故について中国政府に早急に連絡すること、今後の放鳥計画等については専門家の意見を聞きながら検討することを指示いたしました。少なくとも中国政府への連絡等は、こういった直ぐできることは対応済みでございます。今日御案内のように専門家会合を開かせていただく予定でございます。そこでも原因究明、あるいはまた今後の管理体制の議論もしていただきますが、更には今回の件を検証するための専門家による検討チームを新潟県と調整のうえ設置をする方針であります。 
 それから、水俣病の不知火訴訟の和解協議の裁判所所見でありますが、昨日夕刻ぶら下がりの形で私からコメントを出させていただきましたけれども、改めて申し上げますと、和解協議において熊本地裁より所見が提示されたことは皆さん御案内のとおりです。裁判所からの所見ということであり、環境省としてもこれは重く受け止めて、早速、精査を始めさせていただいております。受け入れ可能かどうかを十分検討したうえで、関係省庁との調整を行ってまいりたいと思います。同時に訴訟されていない団体との協議もこれまでも同時並行でやってきたつもりでおりますが、速やかに行いたいと思っております。いずれにしても全面的な解決を目指して基本的な考え方に立って検討してまいりたいと思います。
 それから四番目、これもこれまで申し上げてきたかもしれませんが、日中韓三カ国環境大臣会合について、日程が正式に5月22日〜23日ということで確定しました。具体的には22日には千歳市で日中及び日韓環境大臣バイ会談を行い、23日に苫小牧市で三カ国環境大臣会合を開催します。この場所については、北海道庁とも相談をさせていただきながら、場所のいわゆるサジェスチョンをいただいて、決めさせていただきましたが、千歳の会場が全体会合にはなかなか適さないと、しかし、環境的にはそこを見てもらうということもあって、まずは千歳でやり、二日目は苫小牧の広い会場を取って行うということでございます。それから、会議では、中韓に対して気候変動、生物多様性、越境汚染などについての対策の強化を私としては申し入れるつもりでございます。詳細は、また決まり次第お知らせをいたします。
 とりあえず、私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)国家戦略なんですが、総理からまずトキの問題についての記述を盛り込むよう指示が出たということは、今日決定したというところまでは行っていないということですか。
(答)決定はしました。決定をして追記という形で対応をしたいと思っております。そういう形がどういう形でできるかどうかを内閣官房の方で今検討をしてもらっています。我々は中身のところを対応したいと思います。一応、今日出した分については、決定をいただきました。

(問)今日で鳩山政権発足から半年ということになると思いますが、振り返られていかがでしょうか。
(答)まず環境省の仕事という意味で言うと、これは政務三役、あるいは役所の皆さん一体となって進めてきて、一定の成果を得られたのではないかと思っております。幅広いテーマがありましたけれども、温暖化も基本法を何とか取りまとめることができましたし、それから水俣の話も向こうには少し明るい見通しも持てるような状況になりましたし、トキの問題は本当に大変残念な話ではありますけれども、これはしっかりと今後も対応していかなければいけない話ですが、いろいろありましたと思っております。
鳩山政権そのものに関しては、前から申し上げているように御祝儀相場が終わったという話でなかなか厳しい御指摘もいただいているところですが、いわゆる本格政権として歩めるかどうか、今大事なところにいると思っております。若干、環境大臣という立場を越えて申し上げると、少しそういった鳩山政権の基盤の強化という話も少し、基本法も一段落しましたので、審議はこれからでありますけれども、少しそういったところも注力をしていきたいと思っております。

(問)自分のところの内閣を自己採点すると、100点満点で言うと今のところ何点か。
(答)何点というのは付け辛いですけれども、少なくとも政治が大きく変わったというところは示せたのではないかと思っています。少なくとも環境問題は、がらっと変わったのは皆さん御存知のとおりだと思いますし、更には、いわゆる事業仕分け等で予算の組み方も変えましたし、政務三役のいわゆる政治主導という政治の、政策の意志決定メカニズムも変わりましたし、そういった意味では、総理自身も所信表明の中で「あちこち頭をぶつけるかもしれない」という表現をしておりましたが、そういったところはあるのだろうと思いますけれども、少なくともこれまでの自民党政治を変えていこうという姿勢に関しては、国民の皆さんも理解をしてもらえているのではないかと思っています。 

(問)大臣御自身の自己評価というか、御自身の半年間を振り返ってみて点数を付けるとするとどうでしょうか。
(答)付け難いですけれども120点。
(問)その理由は何でしょうか。
(答)よくやったと。

(問)先ほど政権の基盤強化ということに触れたと思うのですけれども、大臣として、内閣改造の必要性についてはどのようにお考えでしょうか。
(答)それはちょっとわかりません、私としては。

(問)さっきの大臣、総理が御指摘なさったというのは、トキのどういった点について今日の閣議決定の内容に盛り込む、何をどういうように配慮して入れるということなのでしょうか。トキについては既に書かれてあると思うのですが、トキの何の問題についてというか。
(答)安全性といいますか管理体制含めて、そういったところで気になったのではないかと思います。ですから、今回の一連の事件を踏まえた記載が必要という御指摘でした。中には書いてあるのですけれども、繁殖に関してはですね。ただもう一回、そこは総理と御相談しながら書きたいと思っております。

(問)先ほど水俣について少し明るい見通しが持てる状況になったとおっしゃったのですが、これは具体的にはどういうところを指していらっしゃるのでしょうか。
(答)和解協議、それからそういう中で裁判所のそういった案が出て、患者団体の皆さん方も一定の評価をしていただいていると聞いております。同時に、先般私も水俣に行かせていただいて、裁判以外の皆さんとも話をさせていただきましたが、少なくとも解決に向けての気持ちがお互いに同じ方向を向いているという感じも持って帰ってまいりましたので、そういったことを含めて申し上げました。

(問)裁判所への回答ですけれども、これは裁判を起こしていない団体とも同時で進めて行くということになると、一体どういうタイミングで意志を表明されるのでしょうか。
(答)まだ日にちは決めていませんけれども、いわゆる回答期限がありますよね。ですから最終的にはそれまでには当然決めなければいけないという話でありますし、その間、受け入れの可能性を検討していく間にも、その他団体の皆さん方とも今回の数字含めて、どのようなお考えを持っているか協議を進めたいと思っています。

(問)給付内容自体は、環境省がこれまで示してきた幅の中に収まっていたと思うのですが、そういう意味では受け入れ可能なものだとお考えでいらっしゃいますか。 
(答)もう少し時間をください。
(問)給付内容以外のところについては、環境省がこれまで提案した案というものがそのまま踏襲されておりますけれども、この辺りはどのように評価をされていますか。
(答)それももう少し時間をくれませんか。

(問)ちょっと話が戻るのですけれども、先ほど、御祝儀相場が終わって、今後の政権基盤の強化という話をされましたが、政治とカネの問題が繰り返し続いて、支持率もかなり低下してきていると。その中で具体的にどう政治基盤の強化を図って行ったらよろしいのでしょうか。
(答)中身はこれからでありまして、とにかく私も1月の党大会以降、総理と一切そういった政治的な話をできていないのですね。政策案件にずっと注力してきたつもりでいますので、何度も総理とは話もしてきておりますけれども、本当に政策案件以外してきていませんので、ちょうど半年ということでもありますし、世の中騒がしくもなってきていますから、久し振りにそういう話をしなければいけないかなという思いで、聞かれたからさっき答えました。

(問)何か総理に提案していこうというお話を。
(答)それは提案になるのか、指示がくるのかわかりませんけれども、少なくともそういう件の話もそろそろしないといけないのかなと思っているということです。

(問)日中韓の環境大臣会合なのですけれども、いろいろ要請をされるということなのですが、期待することは具体的にはどんな感じのことでしょうか。
(答)今回の中国の大臣は気候変動の担当ではないのですよね。ですからそこのところが残念なのですけれども、やはり気候変動の問題も言うべきことは言っておきたいと思っておりますし、特に越境汚染で言えば、大気の問題も漂着物の問題もありますので、そういったところは率直に意見交換をしてみたいと。それは韓国に対しても同じでありますが。少なくとも越境汚染の部分に関しては、何らかの取組が進むような話を期待したいですね。

(問)話は全然変わるのですが、鳩山邦夫さんが自民党を離党されるということで、政界再編の動きが活発化するのではないかという意見がありますが、それについてはどのようにみてますでしょうか。
(答)邦夫さんならではの考え方があるのだろうと思っていますけれども、今の時点で言うとそれがどこまで広がっていくのか、ちょっと見えない段階なので、何とも言い難いですね。

(以上)

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