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環境省大臣記者会見・談話等>政務三役会議後記者ブリーフ要旨

大臣記者会見・談話等

政務三役記者ブリーフ会見録(平成21年12月9日(水))


1.発言要旨

 諸情勢の打ち合わせをいたしましたが、特別こちらからお伝えすることはございません。皆さんから何かありましたらどうぞお受けいたします。

2.質疑応答

(問)三役会議の話とずれてしまうのですが、COP15でデンマークの議長国提案というものが報道されていますけれども、これについての受け止めをお願いいたします。

(大臣)報道、ガーディアンということの様ですが、中身をしっかり見てみたいと思います。いろいろな場面で、いろいろな協議が行われておりますので、そういったものの一つだと思いますし、現地からの報告だと会議場の中では、それほど大きな話題にはなっていないというのが、これまでのところの報告としてきています。

(問)同じくCOP15なのですが、2012年までに100億円の基金について、先進国が合意したいという報道もありますけれども、大臣としては日本がその様な案に同意したかということについて報告が入っていらっしゃいますか。

(大臣)どこが合意したとおっしゃいましたか。

(問)先進国です。

(大臣)先進国ですか。いえ、まだそういった話にはなっていないと思います。ただ、コンセンサスになりつつあるという報告は受けております。

(問)そのコンセンサスというのは、日本も含めてということでしょうか。

(大臣)日本も含めてというか、日本が外を見ている限りにおいては、コンセンサスになりつつありますね、という報告ですよね。その場合は、日本は含まれておりません。その場合のそういう報告に関して言えばですね。

(問)議長国提案の話をしますけれども、この段階で議長国提案が出ていることに関して「知らない」という途上国からの非難の声が挙がっていると聞いておりますが、この点についてはどの様に受け止めていらっしゃいますか。

(大臣)いろいろな会議でいろいろなことが行われているわけですから、そういった一つということではないでしょうか。

(問)交渉に与える影響は何かあるとお考えでしょうか。

(大臣)ちょっとまだわかりません。今のところ先ほど申し上げたように、議場の中ではそれほど大きな話題にはなっていないと報告があります。

(問)中国の代表が「先進国の目標が低い」と言って、日本の25%についても「前提条件が実現不可能で、約束とは言えない」と厳しい記者会見でのコメントを言っていたようですが、それについてはどのようにお感じでしょうか。

(大臣)これから交渉に入る段階なので差し控えさせていただきたいと思っているのですが、少なくとも25%達成不可能という点に関しては、そんなことは絶対にあり得ないということは明らかにしておきたいと思っております。十分我々としては、日本としては達成可能と思っておりまして、そこに関しては少なくても強烈な反論をしておきたいと、このように思います。

(問)水俣の関係なのですけれども、今年中にという話もありましたけれども、今日の三役会議でそういった話が出たりとか、今のスケジュール感というかどのようにお考えでしょうか。

(副大臣)私の方からも大臣の方に現況の報告をさせていただいたところでございます。昨日も事務次官の方が現地に入りまして、胎児性の施設等々を訪問させていただいたり、回ってきたところでもありました。その報告も今受けたところでもありましたので、これから先、当初の目標からすると日程感的には大変タイトにはなってきてはいますけれども、一刻も早く指針等々を策定していくという作業を加速化させていきたいという思いで大臣の方に御報告をさせていただいたところであります。いずれにせよ、今、和解協議に向けた事前協議であるとか、またそれぞれの患者団体の皆さんとの話し合い等々も順調に進めさせていただいているという認識を持っておりますので、日程的な状況の厳しさは認識しつつも前向きに進んでいるというふうに報告をさせていただいたところでございます。

(問)小林次官からはどのような報告があったのでしょうか。

(副大臣)それぞれですね、いわゆる胎児性の施設等々を訪問させていただいて、それこそ先方の方からその対応の状況であるとか、また様々な要望等々の話を聞いて来たと報告を受けたところであります。来年度またどういった個別の対応ができるかある意味では県や水俣市とも協議をさせていただきながらできうる対応を前向きにしていきたいというふうに今考えているところであります。

(大臣)一つ補足させていただきますと、胎児性の患者さんに関してはこの前、熊本県知事と話をした時も私の方からも親御さんも相当なお年なので、そういった意味ではもちろん患者さん御本人も大変ですし、親御さんも大変だという話の中でできる限りの対応をしましょうという話を知事ともし、次官あるいは副大臣の方にもその方針で臨んでもらいたいと申し上げておりましたので、ちょうど予算の時期でもありますので、次官としてはそういった指示も頭において回ってまいりましたとこういうお話でございました。 

(問)具体的にはどのような支援を考えているのでしょうか。

(副大臣)まだ具体的なものについてはちょっとこの段階で申し上げる状況にはありません。ただ、それぞれの地域の福祉であるとか、もやい直しの施策だとか、いろいろな方法が考えられると思います。昨日行ってきたその報告を今日受けたばかりでありますので、その具体的な内容については、今後、内部で調整させていただきたいと思います。

(問)その具体的な内容については、来年度の予算を目指して何か政策作りをされていくということでしょうか。

(副大臣)来年度の予算になりますか、ひょっとしたらその次の段階での、いわゆる別途の予算枠等々で、その規模等にもよりますので、そのへんについても検討はしなければならないと思っています。

(問)水俣病で別件なんですが、関西訴訟の勝訴原告でその後で熊本県で認定された坂本美代子さんという患者の方がおられるのですが、この方ともう一人、大阪の男性の方に対してチッソの補償協定に基づく補償を拒んでいるのですが、先日チッソの総務部長が坂本さんのところをお訪ねになって、改めて補償協定を結べないというようなお話をされています。坂本さんは、国と県とチッソと同席の下で改めて話し合いをしたいという御意向なのですが、その件に関して環境省としてどのような対応をなされるのでしょうか。

(副大臣)まだ私の方にその話は直接は来ておりません。あくまでも報道されている部分でしか承知をしておりません。また、内容等々については聞かせていただいたうえで、対応を検討したいと考えています。

(問)この件では、熊本県の蒲島知事が小沢大臣に対してどうにかならないかということで御相談して、検討してみるとお答えになった経緯もあると思いますが、何らか内部で検討している、今の状況というのはどういう感じでしょうか。

(副大臣)改めて県とも詳細についての話し合い、協議をしなければならないと思っているところであります。具体的な部分についてまだ話があるわけではありませんので、それを聞いてから県とももう一度協議をしたいと考えています。

(以上)

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