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環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成21年7月16日(木))


1.発言要旨

 今日は事務次官等会議に行ってまいりましたが、案件といたしましては、政令が1件ありましたが、環境省関係の案件はございません。次官会議として何か申し上げることは特段ございません。
 まだ初めての御機会でございますので、今日は新旧の次官の交代ということで、それぞれお辞めになった次官から御挨拶がございました。そんな感じでございます。特に私からはございません。
 後で、今日の発表もので、7月7日のクールアース・デーのライトダウンの結果の報告があるというように聞いています。先ほど見させていただきましたら、成果が上がっていると言いますか、結構な人数の参加者があったということで、段々盛り上がりを見せてきたんだなと思った次第でございます。夏場、いろいろな発表ものがあると思いますけれども、どうぞよろしく報道等をしていただければありがたいなと思っています。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

質問
昨日、水俣病の特措法が施行になりましたけれども、就任の時にもお聞きしましたが、改めてこれからどういう形でやっていかれるか、今決まっている範囲でお聞かせください。

就任会見の時に申し上げた通りでございますけれども、国会でたくさん御議論いただいて、このようないろいろなところをちゃんと注意して施行しなさいということが言われたわけでございます。具体的には救済の基本方針をきちんと作っていくということが大事なことになるということでございまして、方針を作るのはもちろん政府でございますが、しかし国会審議でいろいろなことが指摘されておりまして、こんなところを注意しなければいけないということも言われておりますので、まずはもう一度、国会であれだけ行われた審議について検討し、今後の考え方を、私どもも一律もちろん考えなければならないのですが、地元の方々とも相談して、さらに患者団体等々の方々とも擦り合わせをしていくということになろうかと思います。具体的なタイムスケジュールを今、定めているわけではございませんけれども、そのような手順で進めていきたいと考えてございます。まずは地元の県や市との意見交換が最初のステップかなと思っています。

質問
水俣病ですが、法案成立以降、これまで協議を重ねてきた与野党の方と被害者とのアクセス等の動きが見えないのですが、現状でもっと早く進めるべきだとかお考えがありますでしょうか。

救済を一刻も早くと言われていらっしゃる団体もたくさんあるわけでございますので、そういう意味で言いますと、遅れるのは決して本意ではないのですけれども、確かに今直接具体的な御陳情を受けているということはございませんけれども、私どもとしては、先ほど申し上げました勉強をさらにやり、あるいは県とか市のお考えを聞かせていただいて、なるべく早く段取りを始めていきたいと思います。いずれにしろ相手のある話でございますので、よくよく話しあうということが基本的なことだと思います。私どももまずは条文などを自信を持って説明をしなければいけないわけですから、そのような説明会みたいなところから始めたらいいのではないかなと思います。これはまったくの腹案で、まだ決めたわけではありませんけれども、まずは御説明という段取りかなと、その辺も県や市とよく相談した上で、決めたいと思いますが、そんなようなことを考えております。早めにこちらから働きかけていきたいと思っております。

質問
先日、参議院で総理の問責決議案が可決されて、それ以降事実上、国会の審議はストップしてしまった状態になっていますが、例えば低炭素社会づくりの基本法や環境教育法など環境行政にも関わるような法案が事実上廃案になってしまうと言われていますけれども、この状況をどうご覧になっていますでしょうか。

もちろん国会のことでございますから、環境省の都合で残念だと言っても、始まらないところだと思っております。与党にしても、民主党にしても温暖化対策の長期的なあり方について、法案を出されております。そういったことの審議も結局今のところ行われておりません。また環境教育法の方も委員会が立つという予定がはっきりしなかったものですから、とりあえず少しでも形にするということで、承知しているところでは、昨日付けで、自民党と公明党連名で、議員提案という形で条文は提出されたと聞いておりますが、これも委員会が立たない以上は御審議いただけないという状態でございます。そういう意味では、今国会が始まる頃にこんなことが課題になると言っていた二つが、審議が行われていないのは正直残念だなと思っております。まだ国会のことは決まったわけではございませんし、委員会が立てば準備は出来ているわけでございます。環境教育法の方について言えば、側聞するところでは、与野党の協議はきっちり終わって、条文の部分は問題ないと私どもも受けとめておりますので、委員会さえ開けば先に進むのではないかと思っておりますが、これは国会のことですので、今の段階ではよく分からないというところかと思います。

質問
先日、斉藤大臣が温室効果ガス削減の長期目標で、80%以上の削減を2050年に目指すということで、新しいビジョンを示すというお話がありましたが、これをどういうふうに着手されていかれて、いつぐらいに形になりますでしょうか。

これも確か就任会見の時に質問がございまして、お答えした通りでございますけれども、今までの環境省の研究成果としては、国立環境研究所の2050年のプロジェクトというものがございます。それが大変近い数字を出しております。あの時は2050年に70%を目安に作られたわけでございますけれども、その中身をさらにチェックするということで、打ち合わせながら、おっしゃるように80%というのをどのように達成していくのがいいのか、この夏の間ですから、予算要求など8月末にありますので、その前、できるだけ前にスケッチをしていかなければならないと考えております。実際のヘッドは地球環境局の方でやる。長期的な展望をするということは、任務でございますので、おそらく研究調査室が中心になって実務をやることになると思いますけれども、早急にロジと言いますか、体制も含めて検討したいと思っておりますが、時間は限られておりますので、早めにやっていこうと思っています。

(了)

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