事務次官会見要旨(平成21年1月8日(木))
1.次官会議案件等概略説明
今日の事務次官等会議の案件は政令が1件だけでした。環境省の関係するものではありません。
私からは以上です。
2.質疑応答
- 質問
- 先般、大臣から日本版グリーン・ニューディールの件についてご説明がありましたが、その後の検討状況等を次官から補足することがあればお願いします。
→グリーン・ニューディールとか緑の内需というような色々な言い方がございます。温暖化対策を中心とする環境対策を実施することにより、環境と経済を一緒に動かす世の中を作っていこう、ということであります。諸外国でもそういう社会思潮が盛り上がってきております。私もかねてから、環境と経済を一緒に回していく世の中になるべきだと思っておりました。具体的な作業は、大臣のおっしゃるところに従いまして、有識者の意見を聞き、関係省庁ともよくよく相談をし、協力をしていくということで進める必要がありますので、これからしっかり取り組んでいきたいと思います。環境省が、このような新しい緑の社会思潮を牽引していくということが大切で、大臣はその役割を果たそうとしておられますので、私どもは大臣の真意に沿って、十分検討をしていきたいと思っております。
- 質問
- グリーン・ニューディールと底力発揮戦略の整合性はどうなっているのでしょうか。
→政府としては、経済財政諮問会議等を通じて新しい底力と言いますか、経済成長戦略というものをきちんとまとめていかなければいけないわけです。その中で環境を軸として経済を引っ張っていくという要素は大きな柱になると思っており、当然これからよく協議をさせていただき、政府としてこれを組み上げていただきたいと考えており、その方向で十分に協力していきたいというのが基本のスタンスです。
- 質問
- いずれ斉藤環境大臣がまとめるものが組み込まれていくというイメージでよろしいでしょうか。
→グリーン・ニューディールの牽引車として、斉藤大臣としてもグリーン・ニューディールの中身を実際に良いものにしていくということをしっかりしたいということであります。政府としては、全体がまとまってこれからの経済対策をどうする、雇用をどうするという太い柱にならないといけないのでしょうから、そちらの目から見るとその全体の中のコンポーネントに使っていただければ良いわけです。いずれにしてもやるべきご協力をして良いものが組み立て上がるように願っています。あとは、具体的にどこをどうするかはやっていかないと分からないので、実のあるものとなるよう、よくよく勉強していきたいと思います。
(了)