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大臣記者会見・談話等

斉藤大臣記者会見録(平成21年7月6日(月))

1.発言要旨

 今日は私の方から最初に2点お話をさせていただきます。
 1つはエコポイントの交換商品の第2次募集についてです。エコポイントの交換商品の第2次募集を本日から7月23日まで行います。今日午後2時半に報道発表をさせていただきたいと思います。先日行った第1次募集では、271事業者を選定させていただきまして、交換商品数は公共交通機関利用カードを始めとした商品券・プリペイドカード、地域産品、環境配慮製品、合わせて約2万点にもなりました。この家電エコポイントの制度は、皆様に選択をいただける交換商品の数も豊富で消費者の皆様にとって魅力的なものになっていると思いますので、是非ご応募いただきますようお願いいたします。
 2点目ですが、E3及びETBEの利用実態に関する公正取引委員会の調査結果の発表についてお話をさせていただきます。先日7月3日、公正取引委員会よりE3やETBEの利用実態に関する独占禁止法上の考え方を示した調査結果が公表されました。これによって、バイオマス由来燃料の導入促進に具体的に資するものとしてこの調査結果を我々としては評価しております。また、大いに歓迎したいと思っております。例えば、この公表の中で「石油連盟と加盟各社の共同協力拒否行為」「石油会社から系列ガソリンスタンドに対する看板の商標権に基づく販売禁止行為」等について、今回、独占禁止法上に抵触するとの整理が示されましたことは、E3供給を希望しながらも躊躇していたようなガソリンスタンドにとって朗報になるものと考えております。環境省といたしましては、今後の低炭素社会の実現のため、E3の普及を引き続き進めるとともに、E10のような二酸化炭素削減効果のより高い高濃度混合燃料の導入に向けた取組を進めて行きたいと思います。
 私の方から以上です。

2.質疑応答

(問)明後日からサミットがあり、今年はMEF首脳会議が一緒に開かれます。先週もお伺いしたところですが、改めてCOP15での合意に向けて今回のイタリアでの会合でどのような合意、成果を期待されているかお願いします。

(答)1つは、12月のコペンハーゲンでのCOP15を必ず成功させることです。主要排出国も含んだ国際的な枠組みを作ることについてのG8、そして主要国間の首脳の決意表明、政治的メッセージの発出が非常に大切だと思います。そういう意味でのCOP15成功に向けての政治的メッセージの発出が1つの大きなテーマだと思います。
 それから、MEFにおきましては、洞爺湖サミットではG8の間で2050年までに温室効果ガス排出削減50%の合意が得られましたが、MEF主要排出国間ではまだです。今回、世界全体で2050年までに温室効果ガス排出抑制50%ということを主要排出国間で合意することが大きな目標ではないかと思っております。この2つを目指して麻生総理には頑張っていただきたいと先日の関係大臣会合でも意見を申し述べたところです。

(問)昨日の静岡県知事選挙で民主党系の候補が勝利をしまして、国政と知事選挙は関係がないという見方がある一方で、今の政権の求心力の低下を移したものではないかという意見もありました。与党側にとっては、これから都議選や総選挙が厳しいものになるのではないかという見方も出ておりますが、その辺はどう受け止めていらっしゃるかお聞かせください。

(答)私も応援に行かせていただきましたが、惜敗で本当に残念です。与党に対しての逆風が強い中、あのような接戦になった、惜敗であったということで、国政への影響が全くないとは言い切れませんが、基本的には大きな影響はないと私は思っております。 

(問)静岡県知事選の話しですが、民主党側は一本化できず、大臣は与党の逆風が強い中とおっしゃいましたが、野党側も一本化できないで票が割れる中での勝利となりましたが、その辺を踏まえても大きな影響はないとお考えですか。

(答)今回、与党系、民主系という形になりましたのは、2候補かと思っております。第3の候補は元々民主党に所属されていた方ですが、基本的には保守系の方でございまして、いわゆる与党系からも随分論票が行ったのではないかと分析しております。基本的には、その2候補でほぼ同数と言ってよい程の接戦であったと認識しております。

(以上)

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