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環境省大臣記者会見・談話等>事務次官会見要旨

大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成20年9月25日(木))


1.次官会議案件等概略説明

 今日の事務次官会議は、官房副長官が二橋副長官から漆間副長官に替わられたので、お二人から御挨拶がありました。案件は配布が1件だけでして、月例経済報告でした。次官会議については以上です。
 私どもとしては、大臣が再任していただいてこれからしっかり頑張っていかなければいけないというときに、今日、トキが大空を舞うということで、非常にめでたいことだと思っております。全鳥捕獲をして、自然にトキがいなくなったのが1981年ということですが、80年の暮れ頃からロケットネットを持っていって、81年の1月に捕獲したと思います。大臣も27年ぶりだと現地で言っておられますけれども、思い出してみますと、その少し前に私は鳥獣保護課にいて、直前の夏くらいにアセス課に移りましたが、80年の暮に、それまでいた鳥獣保護課の仲間の人たちが、いろいろ保護対策をやったけど万策尽きて、最後の手段で捕獲に行くのだけれど、安全に捕獲するというのは非常に緊張感がある、本当に決死の思いで行ってくるんだと言っておられたのを思い出しました。それから27年、自然の中にトキはいなかったわけですが、今日、十羽が新たに自然に放たれたということで、非常に嬉しい思いをいたしております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

質問
総理が麻生さんに替わりまして、それによる環境行政への影響を、大臣については留任されたのですが、その点について改めてお願いしたいのですが。

→麻生総理から斉藤大臣は、国民各層の理解と協力を得ながら地球温暖化問題の取組で世界をリードするようにという指示を受けておられますが、まさに簡にして要を得た御指示をいただいたと思っております。それから、ちょっと言葉は正確ではないかもしれませんが、昨日18時半からの記者会見において、総理が、地球温暖化問題は非常に大きな問題で、肌で感じている、台風の上陸を例に引かれていましたが、非常に大きな変化を感じない方がおかしいので、日本は世界をリードしていく技術も立場もあるんだから、貢献しなければならないという趣旨のことをおっしゃいました。地球温暖化問題についての危機感とともに、我が国がしなければならないことを丁寧におっしゃっていただいたわけでございます。総理が熱意を持って取り組んでいただける、またそういう指示をされたと受けとめております。直接の指示を受けられたのは斉藤大臣でありますが、大臣は8月1日に就任されて、ハイブリッド自動車のように、始動されてたちまちフル回転をしておられましたので、まさしくその斉藤大臣が再任されて、総理の指示を受けて、これからも全力を挙げて取り組んでいただけるんだと、私どもも大変心強く思っておりますし、しっかりとお仕えしていかなければいけないという気持ちで一杯であります。

質問
首相からの指示なのですが、廃プラスチックの国外への流出等について、検査を指示されたと今日の未明に大臣がおっしゃっていたのですが、その調査の見通し・展開はいかがでしょうか。

→総理はかねて廃棄物問題、無駄のない資源の循環について非常にご関心があると聞いております。そういうことで斉藤大臣にも、廃棄物が不法に輸出されたり、資源が流出したりすることが無いように、しっかりやるようにということを言われていたと思います。
 そのためには、一つは、きちんと取り締まりをやっていくということ、もう一つは、適正処理と資源のリサイクルに向けて制度を向上させていかなければいけないということがあると思いますので、それについてはしかるべく取組を強化したいと思っております。
 今日、私からはその範囲に止めさせていただけますでしょうか。大臣ともご相談しておりまして、しっかりと取り組むということを大臣のお考えとしても示されると思いますので、大臣からお聞きいただくのが適切と思います。

質問
初閣議後の会見で、大臣が直接言及されたわけではないのですが、排出量取引の参加企業の募集を10月1日にもというような話の流れがありまして、政府全体で検討している問題で、いろいろ聞いてみると、10月中に始められるということはコンセンサスとしてあると思うのですが、必ずしも1日かどうかは分からないという声も聞いておりまして、その辺の今後のスケジュールについて改めて教えていただければと思うのですが。

→私も具体的な日にちは聞いておりません。もう随分詰めてきて、関係者、産業界の人とも最後の詰めをやっている段階だと理解しておりますので、その詰めをやったら具体的なスケジュールが整理できるのだと思っております。
 今おっしゃいました、何日ということがあらかじめありきではないと思います。10月中を目途にやりますということですが、それはできるだけ早く準備をして速やかにかかるということと、もう一つは、たくさんの主要なプレイヤーがみんな入ってきてたくさんの人が参加するという、二つのことが大事なわけです。それを念頭に、基本的なラインは4大臣会合などで議論が進んできておりますので、あとは実務的な詰めをしている段階だと聞いております。詰めができあがれば、いつどんな形でということが明らかになると思います。そういうことで、私はまだ日にちは聞いていませんが、あまり十分時間があるわけではありませんから、今まさにそこを詰めていく作業をしているのだと理解しています。

(了)

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