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大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成20年6月23日(月))


1.次官会議案件等概略説明

 本日の事務次官等会議ですが、一般案件3件、政令11件です。特に環境省関係のものはございません。
 私からは以上です。

2.質疑応答

質問
 ソウルで開催されたMEMについてですが、長期目標について数値目標が盛り込まれなかったという報道が出ておりますが、どのように聞いていらっしゃいますか。

→ 6月21日、22日にソウルで、エネルギー安全保障と気候変動に関する主要経済国会合、MEMが開催されました。参加16ヶ国が真剣に議論を続け、7月の洞爺湖における主要経済国首脳会合において、首脳が議論する文書の案文をまとめたと聞いております。今後、各国がこの案文を持ち帰り、それぞれ各首脳に報告することとなっております。
 会議では、長期目標、中期目標、セクター別アプローチ等について突っ込んだ意見交換が行われたと聞いております。この会合の結果を受けて、議長国として、7月の主要経済国首脳会合において、国連での交渉に弾みをつけるような成果をあげるよう努力したいと考えております。
 今回の会議では、日本は西村内閣官房参与が中心ですが、各国MEMの首脳個人代表が集まり意見交換を行いました。今、概要を申し上げましたが、今日の未明までかかってとりまとめた結果が各国首脳に報告されることになっております。この報告を経て、その後、洞爺湖での首脳会合において出されるということですので、現時点で長期目標の具体的な姿等、内容については差し控えたいと思います。日本だけでなく参加各国すべて、会合のとりまとめの内容について発信することはしないという取決めのようです。

質問
 環境大臣会合の議長総括では、2050年半減を合意するよう求めましたが、7月9日のアウトリーチの会議で、2050年半減という目標が入らないのではないかというような危機感のようなものはお持ちでしょうか。

→ 環境大臣会合では、議長総括において半減に合意することについて強い意志というような表現でとりまとめられました。ハイリゲンダム・サミットより更に一歩進めて合意をということでとりまとめられたわけです。
 その後に出された福田総理の考え方においても、長期目標については日本の60~80%という数字も出されましたし、半減目標を共有することを目指したいとされております。私どもとしてはサミットや主要経済国会合においても、そのように決定されることを強く望んでおります。

質問
 タクシー券の問題についてですが、環境省は今、再調査をしているかと思いますが、現状はどのようになっているのでしょうか。

→ 現在まだ調査中です。最終的にはまだとりまとまっておりません。ただ調査の結果、国家公務員倫理規程等に違反すると認められるような行為があれば、処分を検討する必要があります。処分を含めて、最終結果がまとまってから、きちんとした形で発表したいと思います。

質問
 前回より増えそうな感じなのでしょうか。

→ 前回は急なことで、時間もあまりありませんでした。今回は地方事務所や、調査時にいなかった人、あるいは地方に異動した人など含めて全員を対象にして行っており、また、公務員倫理審査会とも連絡を取り合っておりますので、少し時間がかかっております。ただ、近日中には処分を含めて発表したいと思っております。

質問
 京都議定書の達成に予算が倍増ほど必要だという試算を環境省が目達議連に提出したという一部報道がありましたが、この事実関係についてお伺いします。

→ 環境省が提出したということではありません。発表された資料を私も拝見しましたが、目達議連の幹事長私案と書かれております。
 もちろん、これから目標達成計画を達成しなければなりませんので、それに向けて更にどのくらいの予算が必要か、来年度予算要求にも絡みますので、きちんと進めていきたいと思っております。いずれにせよ、あの数値自体は目達議連の幹事長私案と承知しております。

(了)

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