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大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成20年5月19日(月))


1.次官会議案件等概略説明

 本日の事務次官等会議ですが、一般案件2件、政令3件です。特に環境省関係はございません。
 私からは以上です。

2.質疑応答

質問
 今週、G8環境大臣会合が始まりますが、気候変動についてはどのような成果を目指しているのかお伺いします。

→「気候変動」、「生物多様性」、「循環型社会の構築」の3つが大きなテーマで、その中でも「気候変動」が中心です。既にディスカッションペーパー等も公表しておりますので、御覧いただきたいと思います。G8を中心にアウトリーチ国、国際機関も入って議論いたします。長期目標、次期枠組みの話なども含めて全体について議論することとなると思います。洞爺湖サミットに向けての大事な時期ですので、それぞれについて詰めた議論を行うこととなります。
 例えば長期目標については、私どもとしては、福田総理がダボス会議で、2050年までに50%削減を始め基本スタンスを発表しておりますから、これらについて更に突っ込んだ議論をしていくこととなると思っております。次期枠組み・中期目標についても、5月8日のセクター別積み上げに関する国際ワークショップにおいて議論してきた成果を、G8環境大臣会合に上げることになっていますので、その報告も兼ねて議論していくこととなります。
 まさに環境問題に取り組み責任を持っている大臣が集まり、気候変動問題、特に現在課題となっている事柄を中心に議論することになりますので、少しでも多くの成果が上がって、洞爺湖サミット、そしてCOP14、15へと繋げられればと思っております。出席するそれぞれの国がどのような議論を展開していくか見えない部分もありますが、およそこうしたことが中心です。

質問
 2050年に世界全体で半減ということですが、先進国として2050年で何%削減という目標を打ち出すような可能性はあるのでしょうか。

→そうした議論も含めて今、検討しているところです。

質問
 ボンで生物多様性の会議が開かれますが、今回のG8環境大臣会合での生物多様性の議論も含めてどのように見ていらっしゃいますか。

→生物多様性については、直前のG8環境大臣会合でも議論いたしますので、そこでのいろいろなディスカッションの成果をそのまま持って行くことにもなります。昨年11月に第三次生物多様性国家戦略も出しており、日本として各種施策を総合的に推進しているところですので、里山イニシアティブなども含めてボンの会議において提案したいと考えております。
 ボンの会議自体は既に始まり、議題としては、農業の生物多様性、侵略的外来生物種、生物多様性と気候変動、戦略計画の改定や、遺伝資源へのアクセスと利益配分、これはABSと言っておりますが、こうした問題も議論されます。今申し上げただけでも様々なテーマがありますが、もちろん中心となるのは2010年目標ですので、そのフォローアップ、かつポスト2010年目標をどうするかといったことも中心です。そうした議論をしつつ、作業プログラムの決定が見込まれます。
 また、我々としてもう一つ大事なことは、次回COP10を名古屋でと想定しているので、ボン会議はそこに向けての橋渡しという役割もあります。しっかりとリーダーシップを取りながら、名古屋を決定するとともに、今申し上げた様々なテーマについて、直前のG8環境大臣会合の成果も踏まえ、積極的に参加してまいりたいと考えております。

(了)

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