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大臣記者会見・談話等

事務次官会見要旨(平成20年3月3日(月))


1.次官会議案件等概略説明

 本日の事務次官等会議ですが、一般案件1件、法律案12件、政令2件、配布3件です。法律案のうち1件が環境省主請議で、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律案」、いわゆるペットフード法案です。本法律案は、愛がん動物用飼料の安全性の確保を図るため、愛がん動物用飼料の基準又は規格を設定するとともに、その基準又は規格に合わない愛がん動物用飼料の製造を禁止する等の措置を講ずるものです。
 国際会議開催の関係についてですが、3月18日、19日の2日間にわたり、三田共用会議所において、第2回アジア3R推進会議を開催いたします。本会議は、各国の3R関係施策の最新の状況等について情報交換を行うと共に、アジアでの循環型社会の構築を念頭に、今後の更なる政策展開を見据え、効果的な国際協力の推進方策について、本年5月の神戸でのG8環境大臣会合に向けて意見交換を行うものです。アジア23カ国、G8国、国際機関の参加を予定しております。
 国際的な3Rの推進については、G8環境大臣会合においても重要な議題として取り上げる予定であり、現在、G8による3Rの更なる推進方策について、各国の意見を取り入れながら我が国においても検討を行っているところです。
 今回の会議において、世界的にも先進的な水準にある我が国の資源生産性に関する知見や国としての目標設定等について、アジア諸国間でいかにこれを広めていくことができるか、率直な意見交換を行っていき、その結果を5月のG8環境大臣会合等へ反映していければよいと考えております。このことが今後のアジアでの循環型社会構築に向けた一つの大きなステップになるのではないかと思っております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

質問
 今日午前中に、鴨下大臣が官邸で会議に入ったという話を聞いたのですが、内容についてわかる範囲でお伺いします。

→特に温暖化対策について幅広く議論をなさったと聞いております。
 近々、有識者会議も始まりますし、そうしたことを踏まえて、総理の下でのフランクな意見交換ということで、全体的に今後の進め方等を含め幅広く議論なさったと聞いております。

質問
 ペットフード法案についてですが、基準や規格は今後、省令などで定めることになるのでしょうか。

→もちろん法律で基本的なこと、枠組みは示されておりますが、中身の詳細、例えば基準であれば製造方法や表示、規格であれば飼料の成分といったことの詳細は、法律ではなく省令等において明示されることになっております。

質問
 G20についてですが、環境大臣と経産大臣が共同議長を務めるということですが、どのようなことを訴えていきたいと思われているかお考えをお伺いいたします。

→G20においては、エネルギー問題と気候変動問題が主要テーマです。G20では重要な国々が集まりますし、これから環境大臣会合、G8サミットもございますので、それに向けて、タイミング的にも重要な位置付けをされているときだと思います。
 G20では対話が中心ですので、必ずしも何か決定されるということではありませんが、気候変動問題もエネルギー問題もそうだと思いますが、関係国が集まって意見交換を行い、その中で一つは洞爺湖サミットに向けて、一つはCOPにつながっていく国連プロセスに向けても、今回の対話の成果をつなげていけると思います。
 今の時点におけるG8はもちろん、G20のレベルにおける各国の意見、考え方をよく聴取し、次期枠組み問題等について有意義な意見交換が行われると思っております。

質問
 昨日あたりから黄砂が本格化し始めていますが、以前問題になった中国からのデータ提出の話についてはいかがでしょうか。

→我々は韓国、モンゴルを含めてネットワークを作ってスタートしておりますし、中国についても引き続き理解、協力を求めていきたいと考えております。先方の法律の問題などもありますが、やはり黄砂の問題も大きな地球環境問題の一つとして理解を求めていきたいということです。

(了)

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