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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

斉藤大臣記者会見録(平成20年10月7日(火))


1.発言要旨

 まず閣議では研究開発力強化法の施行令が決定されました。私の方から一つ、自然公園法の施行状況等を踏まえた必要な措置について中央環境審議会に諮問いたしました。今回の諮問は、自然公園法を平成14年に改正した際に施行後5年を経過した場合に施行状況を勘案して必要な措置を講ずるものとされたこと、また、第3次生物多様性国家戦略の策定、生物多様性基本法の制定等、生物多様性保全への取り組みの充実が求められているという大きなうねりがあり、こういう状況も踏まえて、専門的知見からご検討いただこうというものでございます。自然公園法の改正も含めて検討していただくことになっています。私自身8月に尾瀬国立公園を視察し、我が国の生物多様性を保全する上で国立公園の役割が大変重要だということを実感してきました。こうした国立公園の役割をより充実させるためにどのような措置が必要か検討していただくことになっています。

2.質疑応答

(問)レッドリストが公表されましたけれども、4割近くが絶滅危惧で、沖縄のアオサンゴもという形になっているのですが、これについてのご見解と今後の対応についてお聞かせください。

(答)IUCN総会でレッドリストの公表がありました。我々も世界のレッドリストの基準を参考にして、日本のレッドリストを検討しているところでございます。アオサンゴにつきましては、非常に貴重な海域と状況の中で生息している日本において非常に貴重なサンゴと認識しております。ご質問の趣旨は、辺野古の問題と関連しているのでということだと思いますけども、ここはしっかりと環境影響評価、環境アセスが進んでいく中で私たちもきちんと意見を言っていきたいと思っております。

(問)諮問の件ですが、答申の時期と、議論として生物多様性というお話がありましたがどの辺を具体的に改定、見直しをお願いしたいとお考えでしょうか。

(答)大体今年度中に答申をいただければと思っております。具体的な内容ですけれども先ほど申し上げました国立公園、国定公園の中における生物多様性保全の具体的な施策、その具体策を提言していただければと思っております。

(問)来週のCOP14の準備会合がワルシャワで開かれますが、大臣ご自身出席はどのようにお考えでしょうか。

(答)今のところ行きたいということを国会の方にお願いしておりまして、国会のお許しが得られれば、是非行ってきたいと思っております。

(以上)

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