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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

鴨下大臣記者会見録(平成20年7月22日(火))


1.発言要旨

 本日の閣議案件ですが、一般案件が1件、国会提出案件が1件、政令が3件です。環境省請議については主請議が1件、種の保存法の施行令の一部を改正するものです。内容につきましては、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存を図るため、国内希少野生動植物種としてオガサワラハンミョウ等を追加するとともに、ルリカケスを国内希少野生動植物種から削除する等の改正を行うものであります。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)今日付で事務次官等が替わられまして、事務方が新しい体制になりましたけれども、新しい体制に大臣から期待することは何かを教えていただけますか。

(答)環境省は、国民の皆さんの環境への関心の高まりを受け、非常に期待を持って見られている役所だと思っておりますので、そういう期待に応えられるようにしっかりと仕事をしていかなければならないと思っております。
 特にサミットの結果を受けて、国内での低炭素社会づくり、さらには国際交渉の中で、これからCOP15に向けての様々な厳しい国際交渉が、ポーランド、コペンハーゲンに向けてありますので、これからの新体制の下でしっかりとやっていただきたいというふうに思っておりますし、そういう期待を込めた人事であると考えています。

(問)西尾新次官は環境省生え抜きの次官ですが、特にその辺に対して大臣が思われることはありますか。

(答)歴史的に環境省は若い役所でありましたが、やっと生え抜きの人間が次官になるところまで歴史を積み重ねてきたという意味においては、一つの大きな節目だと思っています。ただ、逆に言いますと、環境省が多くの役所と厳しい交渉もしなければいけないし、国民に対しても役所の考えをきちんとした形で国民の皆さまにお伝えしなければいけない。こういう意味において、環境省生え抜きということで言えば、期待もあるし、これからしっかりとやっていかなければいろいろな御批判が出てくる可能性もありますので、緊張して事に当たりたいと我々は思っておりますし、次官にもそのようにしてもらいたいと強く思っております。

(問)低炭素社会についてですが、行動計画の閣議決定が今月中と言われていましたが、進捗状況はどういう状況になっているかということと、国内排出量取引の試行に関して、現状ではどういう状況で、どういうふうに進めていく、各省との調整を含めて、どういう状況なのかを教えていただけますか。

(答)低炭素社会づくりのアクションプランについては、月末くらいまでに向けて官邸主導で進めているところで、我々はそれを様々な形でお手伝いをしている立場でありますので、しっかりと取りまとめられるだろうと思っておりますし、それが一つのきっかけになって、さらに低炭素社会に向けて加速していくと思っております。
 排出量取引の試行はこれから秋に向けてということですが、かねてから申し上げているとおり、環境省としてはまず今までの自主参加型の排出量取引を拡大して、さらに試行のシステムそのものにかなりの部分をインプットできるのではないかと思っておりますが、それぞれの担当部署が研究を始めたところですから、これを上手く統合するという作業がこれから官邸で行われるのだろうと思います。

(問)内閣改造について、総理が今月末にも踏み出すのではないかという話もありますが、どのように思われますか。

(答)今日、久しぶりに総理のお顔を見て、大変お元気そうだったなと思っております。総理はかねてからその問題については白紙だと言っていますから、我々も白紙なのだろうと受けとめております。

(問)容器包装リサイクル法の改正に関して、今、リサイクルしたものを最後までチェックが義務付けられていなかったのですが、それを最後までチェックするよう義務付けるように大臣が番組で発言されたのですが、具体的に検討会の設置の時期などの目途は立っているのでしょうか。

(答)今月中に検討会を立ち上げるように事務方に指示をしています。最終的な人選をしているところですが、7月の末というのはもうほとんど時間がないのですが、少なくとも7月の末までには第1回目の検討会をやりたいと思っております。

(問)メンバーはどういう人選をお考えでしょうか。

(答)学者、国環研、自治体、消費者団体といったところから、それぞれ見識をお持ちの方々に集まっていただいて、中立的に御議論いただきたいと思っております。

(問)改めて、最後までチェックが義務付けられていなかったことに関しては、大臣としてはどのようにお考えでしょうか。

(答)段階的に整備を進めていくということで、今まさに始まったところです。スタート時点では十全のものでなかったということの反省はありますが、まずリサイクルをするということが大前提でありました。かなりの部分を自主的なものに委ねていたということもありますので、そういう反省に立って、どこまでしっかりとフォローアップするかということについて、もう一回検討させていただきたいと思います。

(以上)

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