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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

鴨下大臣記者会見録(平成20年6月17日(火))


1.発言要旨

 本日の閣議案件ですが、一般案件1件、国会提出案件24件、政令3件です。環境省請議につきましては、主請議はございません。共同請議は3件です。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)昨日、政府の有識者懇談会の提言がまとまりましたが、全体としてどのように受け止めていらっしゃいますか。

(答)全体としては、福田ビジョンと有識者懇談会のとりまとめが連携していると私は理解しております。温暖化対策ということにおいては、一歩も二歩も前進したと考えております。
 具体的なことについては、有識者懇談会の中には賛否それぞれを持っているステークホルダーが参加していらっしゃいますから、そうした中でああした形でとりまとめられたということについては私は高く評価されていいと思います。

(問)有識者懇談会の提言を受けて、環境省としては今後どのようなことを具体的になさっていくのでしょうか。

(答)福田ビジョンと有識者懇談会は、環境省にとってはそれぞれ前進するべくとりまとめていただきましたので、行政の立場としてこれから具体的な施策に反映していくことが環境省の役目だと思っております。これから様々な具体的な施策そのものを取り組んでいきたいと思っています。排出量取引等についても、既に検討会は進めておりますが、より完成度の高い制度をつくっていく上での、いつでも導入可能な制度設計を急ぎたいと思っております。

(問)環境税についてはどうお考えでしょうか。

(答)経済的な手法としても肯定的なとりまとめをいただきましたので、我々にとっては大変心強く考えております。引き続き政府内あるいは与党内での合意をいただくために努力をしたいと思います。

(問)有識者懇談会の提言の中で、原子力発電を有力な低炭素エネルギーの中核と位置付けておりますが、これについて大臣はどのようにお考えでしょうか。

(答)私は低炭素社会の具体的な話としては、足下の技術をそれなりにしっかりと取り組むべきだと思います。安全あるいは様々な安全保障上の問題も含めて十分に配慮した上で、原子力に頼る発電は現在は有力な方法だと考えております。今回の提言を前向きに捉えたいと思います。

(問)今朝の地球温暖化対策推進本部についてはどのような話があったのでしょうか。

(答)福田ビジョン、有識者懇談会のとりまとめを受けて、各大臣がそれぞれ発言して、積極的に取り組んでいくということでした。その通りやっていくということだろうと思います。

(問)大臣の方からは特に何か御発言されたのでしょうか。

(答)私からは、総理の示された方向性に基づき国全体を低炭素化に向けて動かしていくための仕組み、あるいは国民が主役の取組などを含めて、低炭素社会づくりの行動計画等について積極的に取り組んで加速していきたいという旨を発言いたしました。
 クールアースデーについても、国民みんなで地球環境を考え行動する日ということで、ビジネススタイル、ライフスタイルといったものを国民の皆さんと考えて、日本がこうしたことに積極的に取り組んでいるという姿勢を世界に発信したいとも思っております。国民の皆さんにも御協力をいただきたいと思っておりますし、是非参画もいただきたいと考えております。

(以上)

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